志望校変更は確かにモチベーションが下がるリスクの高いことなので慎重に考えたほうが良いでしょう。
つまり現実的な目標に下げることよりも、モチベーションが下がってしまうリスクのほうが大きいということです。
中学受験をする上で大事なことは、まず志望校を明確にすることだとよく言われますが、必ずしもそうとは言えません。
確かに、何事も取り組む際は目標設定をすることが大切です。
しかしながら、その目標=志望校というように一致させて頑張れる子は、「行きたい」という気持ちがかなり高いか、学力的にも「行けそう」という気持ちを持った子になります。
お子さまが変更先の学校に「行きたい」、「行けそう」という気になっていない段階で、はっきりと志望校を変えてしまうことは得策ではありません。
現状で大きく目標と離れてしまっているということは、仮に志望校を変更したとしても、お子さまがその学校に「行けそう」という気持ちを感じるとは思えません。
むしろ、「志望校変更=自分はダメ」というように捉えてしまうお子さまのほうが多いでしょう。
リスクを下げながら志望校を変更するには、お子さま自身の希望を尊重することが大切です。
「◯◯中学校はちょっと無理かも・・・」と本人が不安を口にした時に「こういう良い学校もあるよ」とすぐ紹介できるように用意しておきましょう。
また、オープン模試などの志望校判定模試で、志望校を登録する際に「どの学校を書けばいいの?」とお子さまが聞いてくるタイミングで、他の候補校を紹介してあげるなど。
自然な流れで選択肢を増やせるように導くことが大切です。
お子さまは挑戦したい気持ちと同時に、失敗したくないという気持ちも持っています。
模試の志望校判定でこれまでに80%や50%以上の学校名は必ず覚えています。
うまく誘導してあげましょう。
これから志望校を設定する上では、
①理想の志望校
②今はまだ届かないけど何とか届きそうな学校
③もう少しで届きそうな学校
④苦労なく行けそうな学校
これらの4段階に分けて志望校を設定してみてください。④で安心して、③で「行けそうかな」という気持ちを強化して②①に向けて頑張ろうという気持ちを高める。
という導き方が理想的です。
パーソナルスタディでは、こういった段階別の志望校設定もアドバイスさせていただきます。
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