「算数ができる子はお母さまのお手伝いをしています」


 

え?本当〜?と思われるかもしれませんが、本当です!

 

では一体お手伝いと算数にはどんな因果関係があるのでしょうか。

 

お手伝いと算数に共通することは、

「逆算して考える」ということです。

 

お手伝いでも算数でも、答えに辿り着くまでのルートを逆算して考えます。

“こうしたら次はこうなる”

この思考が大事なんです。

 

算数で大事なことは「与えられた情報をもとに一手先を予測する力があるかどうか」です。

予測する力とは

●いまわかっていることから次に何が分かるか

●求められている答えを出すには何が必要なのか

この2つです。

 

そしてこの2つ、お手伝いにも共通していますよね。

 

例えば風呂掃除ひとつとっても、次の事態を予測せずに取り組めば、気づけば周りは泡だらけでどうやって出よう・・・となってしまいます。

 

数字を使わないお風呂掃除も、考え方は算数と同じ。

次の事態を予測して“答えから逆算して考える力”が重要ということです。

 

また台所でのお手伝いは、水蒸気や沸騰など、理科にも通ずる現象を直接目にできる機会にもなります。

お手伝いをしていない子は現象を目にしていないので、実際に理科の問題のイメージがしずらいといったこともあり得ます。

 

受験勉強で忙しくなると、勉強が優先事項となり「お手伝いするなら計算を一問でも解きなさい」となりがちですが、これは大きな誤りです。

「勉強」が、お手伝いの免罪符にならないようにしましょう。