新型コロナウイルスによる影響で、次年度の入試に向けた勉強のスケジューリングも難しくなっています。

塾や学校が休校になったりと、勉強のペースを保つことが難しくなっているかもしれません。

 

こうした状況ですので、とりわけ自学自習が大切になります。早いうちから苦手箇所をつぶしていく、穴を作らない勉強が大切です。

そこで今回は、受験の天王山である夏期講習までにやっておくべき復習内容というテーマで、理科・社会に絞ってお話をしていきます。

 

 

SAPIX6年生のカリキュラム

 

SAPIXは、他の集団塾に比べて速い進度での学習が最大の特徴です。

 

6年生では勉強時間も増え、なかなか復習時間が取れないという事情もありますので、時間のある時に少しずつでも基礎固め・復習を行なう必要があります。

中学受験攻略には、主要教科である算数・国語に加えて、理科・社会の勉強も怠ることなく行う必要がありますが、各教科でスケジューリングは異なります。

 

理科は、5年生までに勉強したことを、1学期と夏休みで復習し、9月以降の本格的な入試対策につなげていく形となっています。

 

社会は、夏休み前までに、必要な知識をすべて頭に入れ、その後演習問題を通して知識の定着を図っていく形です。

 

各教科の進度に合わせた勉強が必要ですね。

 

 

夏期講習までにやっておくべき復習内容

 

理科・社会のスケジューリングについて先にまとめましたが、では具体的な単元として、夏期講習までにやっておくべき内容は何なのでしょうか。

具体的に見ていきます。

 

理科は、生物・物理・化学・地学と、バランスよく勉強をするカリキュラムになっています。

この中でも苦手な分野から手を付けて克服し、夏期講習までにできるだけ取り組んでおくことをおすすめします。

夏期講習に入ると勉強時間も増え、なかなか復習や基礎確認ができなくなりますので、今のうちに取り組みましょう。

 

社会は、政治史や外交史などの歴史分野と、日本国憲法や三権分立などの公民分野を復習しましょう。

歴史は流れを、公民は図やイラストなども活用して目で見て理解するようにしていきましょう。

 

 

まとめ

 

夏期講習は受験の天王山。

 

毎日の課題をこなすことに精一杯で、演習をしていても、思うように身につかない、実力がつかないまま9月を迎えるということにもなりかねません。

 

夏期講習を意味のある、より実りのあるものにするためにも、今のうちにやるべきことを明確にして、復習や基礎固めを進めて行きましょう。