受験前の『この時期』が勝負!赤本や過去問の使い方!!
いよいよ年末ですね。
受験生にとってはあとほんの数か月、数週間の勝負です。
この総まとめの時期に過去問や赤本、
みなさんはどう使っていますか??
本日は、パーソナルスタディの講師に受験生の時の赤本や過去問を効率良く使う方法を伺いました。
受験直前でいつ使うのか、どう使うのか迷っている方、
これから受験生になる方も必見です!!
こんにちは。
今日は冬休みから受験本番までの間の過去問の使い方について書きたいと思います。
都立高校入試対策の問題集や志望する大学の赤本など、誰しもが1回は取り組むものです。
しかし漠然と問題を解き、答えを見て、間違い直しをして終わり、という使い方をしている人が多いのではないでしょうか?
それは非常にもったいないと思います。過去問の取り組み方を少し工夫してみましょう。
まずは普通に解いていいです。時間をしっかり計って本番のつもりで取り組みましょう。
時間になったらそこまでの答えを残しておいて、解き切らなかった問題やもう少し考えたい問題などに時間をかけて取り組みます。
その後で答え合わせをしていくというような流れです。
時間を計ることでより本番に近い環境で過去問に取り組むことができます。
また、本番での体感時間は短いです。
「あれ?もっと時間あると思ってた、、、」
と思う人も多いです。
本番の緊張感に近づけるために、本番の時間よりも短い時間の中で取り組むのもよいかもしれません。
入試ではなによりも解ける問題を確実に解き切ることが大事です。
問題を取捨選択していく能力は普段の勉強ではなかなか身に付きません。
時間を計って過去問に取り組むことで、そのような力を身に付けていくことができます。
しかし、それだけでは難しい問題や時間のかかる問題に時間をかけて取り組むことができません。
なので、制限時間が終わった後は自分が納得いくまで考えてみましょう。
こうすることで、難しい問題に対する思考力、思考速度が身に付きます。
答え合わせをする際にも工夫できる点はたくさんあります。
「合ってた!間違ってた、、」だけで済ませていませんか?
間違えた問題の答えを見て納得するだけになっていませんか?
しっかりと問題ごとに解けなかった原因をしっかり分析しましょう。
分析というと難しいことのように思えますが、要は何ができていればその問題を解くことができたのかを考えるということです。
英語であれば例えば、「この単語の意味が分かっていれば解けた。」とか
「この1文の意味を取り違えてしまったからその後があまり読めなかった。」などいろいろな原因があると思います。
数学であれば、「この補助線を思いついたら解けていた。」とか
「何行目の移項の時に符号がおかしくなっていた。」などでしょうか。
間違えた原因をしっかりと把握することで、次似たような問題を解く際に、
同じミスをしなかったり、ある考え方が思いついたりできるようになると思います。
ところで、入試の時間は少なくとも50分から60分ほどはあるでしょう。
時間を計って解いて、その後もう一回解いて、答え合わせをして、直して、、、
とやっていくと1年分取り組むのに4、5時間かかってしまいます。
もちろんそれくらい時間をかけることは大事ですから、時間があるときはぜひそのようにして取り組んでみて欲しいです。
しかし、そこまでに時間が取れないこともありますよね?そんな時は大問別に取り組みましょう。
当たり前に思えるかもしれませんが、ポイントがあります。
それは例えば大問1なら大問1だけを複数年分解いていくというように、同じ大問の対策を集中的にするということです。
この際ももちろん時間を気にして解きましょう。