学習効率を上げる為の、『朝活』とは??
最近よく耳にするようになった朝活。
軽い運動で汗を流したり、新聞を読んだり、趣味にいそしんだり、はたまた仕事を早くから始めたり、行うことは多種多様、十人十色です。
「時間を効率的に活用することができる」
「集中力が上がる」
「生活リズムが整う」
など、様々なメリットがあると話題になっています。
会社で成功している人の中には朝活をしている人も多いそうです。
さてこの朝活ですが、日ごろの勉強に生かしてみませんか?
おそらくほとんどの人が家で行う勉強を夜にやっていると思います。
家に帰り、夕食、風呂などを済ませてから8時、9時くらいから3.4時間ほど行う感じだと思います。
しかし、夕食後は眠いですよね?特に勉強をしているときは(笑)
また、その時間帯はバラエティー番組やドラマ、映画など見たいテレビ番組も多いと思います。
「眠くて全然集中できない」
「見たい番組あるけど宿題やらなきゃ、、、」
このように感じる人も多いと思います。
さぁ、勉強を朝やりましょう!
夕食の後、寝たかったら寝ればいいし、テレビを見たかったら見ればよいのです。
自分なりにリラックスして12時前に寝ましょう!
具体的には4時、5時くらいに起きて、朝食前に2.3時間くらい勉強しましょう。
実はこれには、メリットがいくつか挙げられます。
メリット① 短時間で集中した勉強ができる!!
一つ目は短い時間に集中して勉強ができる、ということです。
例えば、やらなければならない宿題があったとします。
夜に取り組むとすると、寝る時間を遅くすればいくらでも時間があるためにだらだらと取り組んでしまいがちです。
2時間あれば終わる課題・宿題を、テレビを見ながら、合間にゲームをしながらやってしまいます。
気が付いたら12時を超えていたなんてことがよくあると思います。
しかし、朝活として取り組めば、集中して取り組むことができます。
例えば、5時に起きて、2時間ほど集中して課題に取り組んだあと、朝食をとり、学校の準備をして、余裕を持って登校することができます。
なぜ集中できるのかというと、登校する時刻は決まっており、その時刻までに終わらせなければならないからです。
タイムリミットが決まっている状況に自分を追い込むことで、集中力を高めるトレーニングにもなります。
実際、本番の入試でも制限時間は決まっています。
その限られた時間の中で集中力を発揮して、問題に取り組まないといけないわけです。
日頃から決まった時間内で課題ややるべき勉強を終わらせる習慣をつけることで、
入試本番で求められる力も自然と身についている、というわけです。
もちろん設定したノルマを必ず全て終わらせなければならないということはありません。
終わらせるまでやっていたら遅刻してしまいますから(笑)
中途半端に終わっても問題ありません。
例えば、テレビで放送されているドラマや映画、バラエティー番組などが、良いところでCMになってしまい、
続きが気になってしょうがない、なんてことよくありますよね?
これはツァイガルニック効果といい、中途半端なところで終わると、その続きが気になってしまい、次が待ち遠しくなるという効果です。
途中で終わってしまった勉強の内容が気になり、次の勉強にスムーズに入ることができるようになります。
こうした積み重なりにより勉強のやる気やモチベーションを自然に高めることができます。
また、中途半端に終わった勉強内容は、たとえ他のことを考えたり、勉強以外の別の行動をしたりしたとしても、頭の中に残ります。
メリット② 生活リズムを整える!!
二つ目は生活リズムが整う、ということです。
一つ目の話題とも関係するのですが、朝早く起きると朝食や学校の準備など、普段バタバタしがちな行動をゆっくり行うことができます。
夜中の2時3時まで夜更かしをして、朝家を出るギリギリも時間に起きてしまうということ、誰しも経験があるのではないでしょうか?
しかし、早起きして朝の時間をゆっくり過ごすことで、心に余裕ができ、充実した一日の始まりを感じることができるのではないでしょうか?
これまで朝活のメリットを挙げてきました。
少しは挑戦しようという気になっていただけたでしょうか?
もちろん、夜に勉強したほうが集中できるという人もいると思います。
全ての人が朝活をすることでそのメリットを享受することができるわけではありません。
しかし、今の勉強法でいまいち成績が上がらない、集中できない、などの悩みを抱えている人は、
まず勉強する時間帯を変えてみるのも一つの手ではないでしょうか?