student

 

最近保護者様や生徒からよく、

 

「勉強のやりかたがわからない」

「どうやっていいのかわからない」

 

などお聞きします。

 

 

これに対して、

今いろいろな学習塾で「勉強のやり方、教えます!!」と目にします。

 

 

「勉強のやりかた」といっても

たくさんの手法があります。

 

 

その中でパーソナルスタディでは

「系統的脱感作」

という行動科学の手法を指導法の一つとして取り入れています。

 

 

系統的脱感作といっても聞きなれない言葉だと思います。

この手法をスイミングスクールなどでも使われていますので

一つの事例としてご説明いたします。

 

 

例えば、「子供が泳げるようになること」

これはあるスイミングの先生にお伺いしたことなのですが、

 

昔は、泳げるようにと言って子供を川に投げて「戻ってこい!」など

無理無理に泳げるように、という指導でした。

 

今の教育では、なかなか聞きませんね(笑)

 

これで実際に泳げるようになった子供は10人いると2.3人。

これでプールや水を嫌ってしまう子も多かったようです。

 

 

 

しかし、今スイミングスクールの教育はというと、

 

・まず水の中に入って

・水に顔をつけて

・水の中で目を開けて…

 

というように泳げるという結果までの段階を行動に分けて

トレーニングしていきます。

 

これで実際泳げるようになった子というのは10人中9.10人。

そして子供たちは水を嫌がらず続けられる、ということでした。

 

 

 

このひとつの結果に向けて段階を分けてトレーニングしていくということが

この「系統的脱感作」です。

 

 

これを勉強で言いますと、

 

例えば数学の「二次関数」という単元が解けない子が

解けるようになりたい場合。

 

わからない問題を何度もひとりで練習しようと思っても

先生に「二次関数」をいきなり指導してもらっても急に理解は難しいのです。

 

そして時間をかけても解けないこと、理解ができないことで勉強嫌いになってしまう子も多いのです。

 

 

ですので、

繋がりのある単元である「一次関数」や「xを使った式(方程式)」など

その子の苦手なところや忘れてしまっているところを見出し、

そこからステップを踏んで練習して、結果に繋げる。

 

そうすることで、効率良くかつ本人もすすんで学ぶことができます。

 

 

ぜひ一度、

お子さんの勉強の様子をご確認いただけるとと思います。