行動を分析することで、できなかったことができるように
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大人なら当たり前のようにできることも、お子さまには正しい行動の流れで実践できないことはたくさんあります。
“お茶碗にご飯をよそう”というお子さまにとって初めてのお手伝い項目があったとして、
その行動を分解するとたくさんの項目に分けられます。
□茶碗を持って炊飯器の前に行く
□炊飯器の蓋をあける
□利き手と反対の手でご飯茶碗を持つ
□利き手でしゃもじを持ち、ご飯をすくい上げ、しゃもじを返すようにお茶碗によそう
・・・
のように分解していくといくつものチェック項目ができあがります。
このように、初めてのことでも行動を手順で示してあげれば、
誰でも正しいやり方を再現できます。
「行動を分解」というと、ちょっと難しそうな響きですが、やることはいたって簡単です。
何かをするときの行動を、できるだけ細かく分ければよいのです。
のように分解していくといくつものチェック項目ができあがります。
行動分解のメリットは大きく2つあります。
- “やり方”がお子さまに伝わりやすい
- 子どもが一連の行動を再現しやすい
ということです。
行動が分解されていると、子どもがどのプロセスでつまずいているのかがはっきり分かります。
その上手くできていないプロセスだけを繰り返し練習させれば一連の行動ができるようになるというわけです。
こういった行動のチェックリスト化は、工場やサービス業界をはじめ、幅広いジャンルで活用されている方法です。
面倒に感じるかもしれませんが、お子さまに“身につけてほしい行動”を確実に効率よくマスターさせることができます。
「どうしていつまでたってもできないの!」と怒る場面も少なくなってくるでしょう。
パーソナルスタディ編集部
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