新型コロナウイルスによる影響で、来年度の入試に向けた勉強のスケジューリングも難しくなっていますね。

塾が休みになったり、学校が休校になったりと、勉強のペースを保つことが難しくなっているかもしれません。

こうした状況ですので、自学自習が大切になりますが、モチベーションを保つためには目標を明確にすること、目標からの逆算でスケジュールを組んでいくことが大切です。

もっとも、目標設定と言っても何を目標とすべきかわからないという方も多いかもしれません。

そこで今回は、夏期講習までにやっておくべき復習内容というテーマでお話をしていきます。

 

SAPIX6年生のカリキュラム

 

SAPIXは、他の集団塾に比べて速い進度での学習が最大の特徴です。

歴史的には、SAPIXの進度の速さに、他の塾が対抗する、合わせて独自のカリキュラムを作成するという形で中学受験生の勉強スケジュールの大枠が決まってきたという流れがあります。

 

中学受験攻略には、まず、主要教科である算数・国語をしっかりと仕上げる必要がありますが、各教科でスケジューリングは異なります。

 

算数は、いわゆる単元学習を5年生で終え、6年生ではプリントを用いて入試問題などの総合演習を繰り返していく形となります。

 

国語は、知識系の暗記や演習をしつつも、入試での配点の多くを占める読解問題対策を行なっていきます。

 

 

夏期講習までにやっておくべき復習内容

 

各教科のスケジューリングについて先にまとめましたが、では具体的な単元として、夏期講習までにやっておくべき内容は何なのでしょうか。

 

具体的に見ていきます。

 

算数は、割合や速さ、平面図形や立体図形を重点的に復習しておきましょう。
勉強をすることが多い算数ですが、基礎・基本となるところに穴を作らないことが、入試攻略に向けては最も重要です。

 

国語は、漢字や慣用句、四字熟語などの知っていれば解けるが、コツコツを勉強を進める必要があるものについて力を入れて取り組みましょう。
知っていれば点がとれるという分野ですので、勉強をすればするほど点につながります。

 

まとめ

 

夏期講習は受験の天王山。勉強時間もやるべきこともかなり増えます。

毎日の課題をこなすことに精一杯で、なかなか復習ができず、思うように身につかない、実力がつかないまま9月を迎えるということにもなりかねません。

夏期講習を意味のある、より実りのあるものにするためにも、今のうちにやるべきことを明確にして、復習、基礎固めを進めて行きましょう。