【行動科学】「うまくなる」技術について②
勉強、趣味、運動など、あらゆる分野において、上達するには必ず努力が必要です。
ただし、がむしゃらに頑張るだけでは結果はついてきません。
正しい努力の方法、すなわち「うまくなる」技術を最初に身に着けることが、結果的に上達への近道となります。
全三回でブログにて「うまくなる技術」を具体的に紹介していきます。
前回記事はこちらです。
今回は、「始める前の気持ちのととのえ方」をいくつかお伝えします。
❏最初から「無理だ」と決めつけない
「自分には才能がない」「向いていない」「今から始めるには歳を取りすぎている」など……。
うまくなれない理由を自分で考えだしてしまったり、あるいは他人から言われることもあるかもしれません。
ですが、それらはすべて雑音です。
正しく行動すれば、結果はかならずついてきます。
❏「感情」ではなく「行動」に意識を向ける
「うまくできるかな」と悩んだり、考え込んだりするだけでは実際にうまくなりません。
大切なのは、実際に行動できたか? できなかったか? というところです。
「自分は意志が弱く、感情に振り回されがち」という人ほど、「行動」を軸に動くことが大切です。
❏0か100で物事をとらえない
「今日は目標の八十パーセントしか達成できなかった。だから自分は駄目なんだ」と落ち込んでしまう人がいます。
自己採点は加点方式で行いましょう。
まずは「できたこと」に目を向け、自分を評価してあげてください。
❏締め切りと目標を数字で設定する
「いつかうまくなりたい」というのは願望であり、目標ではありません。
①いつまでに
②何を達成しているか・何ができるようになっているか
を数字で決める必要があります。
あとで変更してもかまいません。まずは自分で決めてみることが重要です。
❏ゴールまでの道のりに小さな目標を設ける
うまくなるためには、達成感を味わう仕組みづくり=スモールゴールの設定が大切です。
たとえば「三年後にネイティヴと英語を喋れるようになる」という大きな目標に対し、スモールゴールとして「一年目で文法をマスターする」「一ヶ月でこの範囲の熟語を覚えきる」「一週間で五十個単語を暗記」などが考えられます。
「Have to」を「Want to」に変えるため、まずはちいさなゴールをめざしましょう!
次回からは時間をうまく使う技術についてご紹介していきます!
(参考『図解 うまくなる技術』石田淳,まる出版,2017)