10月は試練の月…成果に繋げるにはどうしたら?
PERSONAL STUDY茗荷谷南校の小林です。
という趣旨とそれを乗り越える指導法についての記事を数年前に出しました。
時期的に、この記事の閲覧数が再び増えているのですが、大学受験に限らず、中学受験(や高校受験)に挑んでいる受験生を見ていても、10月は同じく試練の月であるとも感じます。
改めて、上記の記事の内容については、全ての受験に共通する内容でもあると思うので、ご一読いただければと思います。
とはいえ、やっと夏の頑張りが結果として表れてきている生徒も、PERSONAL STUDY各校舎で出てきています(その分、まだ結果に表れていない場合は、めちゃくちゃ焦る……というのも分かります)ので、そのご紹介をさせていただければと思います!
目次
Toggle2カ月で、首都圏模試の偏差値20アップ!
紹介する1人目については、中学受験に臨む小6生のSさん。今回、首都圏模試において7月→9月の偏差値が20以上アップさせることができました。
こちらの生徒については現在所属している学校の内部進学ではなく、外部受験で志望校合格を叶えたい!という思いで、小6春から入学してきた生徒です。
そのため、偏差値は上がっていくことはほぼ確実な生徒でしたが、7月の模試段階では偏差値があまり上がらず、1年前の小5内容の模試を解いてもらっても偏差値50いかないな…という状況でした。
それが、2か月経った9月中旬の模試では国語・算数ともに小6の内容で偏差値50を突破、2か月で大幅アップさせることができました。
その背景にはもちろん、夏休みの間の頑張りがあったわけですが、やはり中学受験の小5内容に入ったときに「壁」にぶつかります。
基本問題から難しく感じてしまうことが増え、応用問題はまるっきり手が出ない…。設問が長くなってきて、意気消沈気味の「分からない」が頻繁に出るようになってきました。
そこで方針として、
・まず基本問題だけでいいので、完璧にするまでやること(そして、未習の単元を減らしていくこと)
・「最初は分からなくてもいいから、まず例題の解説を読んでどこまでは分かるか、どこからが分からないかを明確にして質問すること
を伝えました。
2つ目については、例題の解説を十分読まずに「これが分からない」となってしまうこともしばらくありましたが、そのたびに粘り強く「ここ読んだ?ここまで読んでどこが分からないか具体的にしてから質問しよう!」などと根気よく授業や自習時に伝えていき、1日3コマ+自習のサイクルで夏休みを頑張り抜きました。
また、受験レベルの内容も出題される学校内部の9月模試でも、クラスで1桁順位や学年の上位1/3に入れたとのことで、たしかに実力をつけてきているんだな、というのは感じています。
第一志望校はそれでもここからは難しいということで、第二志望にしていた学校を目指すことにしましたが、粘り強くチャレンジしていってほしいと思っています。
第4回合不合判定テストで自己ベストを総合+算理社で獲得!
2人目は、同じく中学受験に臨む小6生のMさん。大手集団塾から切り替えて小6からPERSONAL STUDYに通い始めましたが、紆余曲折ありながら、10月の第4回合不合判定テストで4教科総合+算数・理科・社会で自己ベストの偏差値を獲得しました。
特に算数は、大手集団塾時代に組分けテストでもなかなか取れなかった偏差値50の壁をしっかり突破。
要因としては、正答率が高い問題を落とした数が少なくなったことだと思います。
春~現在にかけて、特に夏休みに集中的に行ったことは、「予習シリーズの小5内容への逆戻り」です。
集団塾での成績が伴っていなかったことから、すべての内容について定着が甘かった/忘れているものも多いだろう、と判断し、もう1周取り組んでもらいました。
ただ、特に小5下の内容になるともう一度1からやる必要がありましたし、社会などは小6上で現代史と公民内容を行うので、小6になってから受けた合不合の偏差値的には成果があまり見られませんでした。
さらに、夏休み明けの第3回合不合判定テストは結果が振るわず、生徒本人も気落ちしている状態がありました。
そこで生徒との面談において、以下のことを伝えました。
・夏学んだことが、いきなり繋がることはなかなかない
ただし、
・基本問題など落としたくない問題も(算数:大問1・2および各大問の(1)など)あるのは事実なので、復習ナビを使って復習→解き直しをすること
そして、社会は未習の部分もあるからこれからだ!とエールを送り、今はメインとして過去問演習に加え、社会の公民内容を一通り+その他教科の基礎固めを並行して行ってもらっています。
あくまで途中結果!そして模試は参考程度!
ただ、あくまでこちらは途中結果であり、子どもたち一人ひとりの状況は違います。
そして、何よりここからは「過去問」でどれだけの点数が取れるかが肝心です。
模試結果はあくまで模試結果であり、実際の入試問題とは乖離があります。実際、首都圏模試や合不合判定テスト、SAPIXのサピックスオープンなどにおいて、厳しい結果が出ていても合格を手にしてきた生徒を去年もそれ以前もたくさん見てきました。
ですので、模試結果はあくまで参考記録として見ていただくのが良いと思います。
ただ、「この問題は落としたくない!」という問題は模試に存在します。
したがって、模試の中で判明した基礎の抜けもれを確認し、解き直すことは必ず行ってもらいたいと思っています。
基礎知識の固まりなくして、応用問題が解けるようにはなりません。
基礎知識がしっかり固まれば、志望校の過去問に取り組んでも点数が取れるようになっていきます。
どちらが先になるかはタイミング次第ですが、そうすると模試の点数にもつながってくる。
今、模試の成績が思い通りでなくても、やみくもにあせらず、何が不足しているのか、を冷静に見つめ直すようにしていってください!
まとめ
まとめです!
- 努力が成果につながるには一定の時間がかかる
- 模試結果で一喜一憂しすぎない。弱点把握と解き直しを
- ここからは過去問でどれだけ取れるか
優先すべき課題のピックアップや学習計画等について、PERSONAL STUDYでは各トレーナーによる毎週の学習面談、講師による授業を通じて一人ひとりに応じたアドバイスをしていきます。
今回は中学受験に向けての内容がメインの記事となりましたが、中学受験・高校受験・中高一貫・大学受験問わず、学習のご相談は随時受け付けておりますので、ぜひご連絡ください!
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