【勉強方法】定期テストと実力テスト・模試の違い??②
「定期テストは点数取れるのに、実力テストは点数が伸びない…」
「定期テストと実力テストの勉強って違うの??」
前回に引き続き、
本日はこの2つの勉強方法をお話しします!
■前回のまとめ!定期テストと実力テストの違い
◆定期テスト
・出題範囲:その学年、その学期に学校で習った範囲がメイン
形式や配点などは学校・先生によって異なる
・成績:内申点や通知表に大きく関わる
・重要度:重要!
◆実力テスト
・出題範囲:その学年、その学期までに学んだ教養・知識
・成績:関わらないところが多い。ただ進路等の判断基準とされる
・重要度:重要!
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■定期テストで問われる内容は基本的に決まっている??
定期テストに関しては、
・中間テスト、期末テスト
・第一回テスト、第二回テスト、第三回テスト
など各地、学校によって呼ばれかたは様々です。
よく、うちの学校は範囲が広い!やうちの学校のペースは早いのでは?
とお伺いします。
こちらはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
公立中学校などは、基本的に学校でいつ何を学ぶべきなのか、
実は大枠が決まっています。
(注:私立中高、中高一貫校などは独自のカリキュラムやテキストがあるため、
一概にとは言えません)
平成28年度用 「新編 新しい数学」年間指導計画作成資料
(引用:東京書籍)
(※他の教材などは出版会社HPをご覧ください!)
つまり、問題の種類など先生によっては変わる面もありますが、
その時期に学ぶべき知識・技能を備えることがポイントとなってきます!
■では、実力テスト・模試は??
実力テストや模試は、
基本、範囲が受けるその時までに習った内容です。
よく、「定期テストは点数取れるのに実力テストは取れない」
という方も多いのでは。
この場合は、原因として2つ
「復習量が足りない」「復習のしかたが出来ていない」
が多いです。
『エビングハウスの忘却曲線』というものをご存知でしょうか?
エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ
無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、
この曲線を導いた。結果は以下のようになった。
- 20分後には、節約率が58%であった。
- 1時間後には、節約率が44%であった。
- 1日後には、節約率が26%であった。
- 1週間後には、節約率が23%であった。
- 1ヶ月後には、節約率が21%であった。
(引用元:Wikipedia「忘却曲線」)
どういうことか、といいますと、
勉強しても翌日には約26%しか覚えていない!ということです。
よく『前日に詰め込み型』の子が多いですが、
テストが終わって次の日には忘れてしまうのはこういうところからきているのかも知れません。
■ポイントは、学校で習った勉強はその日に復習すべし!!
つまり定期テストと実力テスト・模試の点数をともに上げていくには、
①まずその日に習った勉強は、帰ってから必ず復習する!
②英単語、漢字などの暗記モノは、練習したその日に再度チェックする!
③春休み・夏休み・冬休みなど学校の勉強が進まない時期に一通り復習の時間をとる!
この3点で進めていくと効果的です。
よく学校の先生に「帰ったらちゃんと復習しておきなさいね!」と
言われる理由はこういったところにあるのかも知れませんね。
テスト前などに勉強時間をしっかりと取っていくことも大事ですが、
毎日の勉強を続けていくことが一番重要です。