子供にしてほしいコーチングとは?
これは、元プロだった選手のRさんから聞いた話になります。
Rさんの息子も同じスポーツをしていましたがレギュラーになったことがなかったそうです。
そんな時に周囲からは「Rさんの子供の割には。。。」などと
冷たい言葉を投げかけられることもあったそうです。
そんな時に子供にどんな言葉をかけますか?
●可能性を信じる言葉をかけ続ける
Rさんはこのように言ったそうです。
「父さんはレギュラーになれなかったことはないけど、
実はそういう選手ほど大きくなって活躍する選手が多いんだよ。
中学生になってだいぶ上手になったな。父さんが監督だったら
すぐにレギュラーに選びたいぐらいだ。」
「親バカ!」と言いたくなるかもしれませんね。
ですがこういった言葉を恥ずかしがらずに真面目に伝えることが大切なのです。
そして非常に効果的なのです。
最初は子供も真に受けないかもしれません。
ですが何度も、ブレずに、繰り返すことで子供は真に受けてその気になっていきます。
その子は中学3年生でレギュラーを勝ち取ることができ、大会でもチーム1の成績を残したそうです。
Rさんは「親が子供の可能性を信じ続けないでだれが他に信じるんだ?子供以上に親が信じ続けるのが大切だ」
といったそうです。
●自ら考えるきっかけを与える
大学受験になる際に大学では楽しいことがしたいからもうやめると言ったそうです。
そんなときRさんは「やめてなにがしたいんだ?」
息子「楽しいことがしたい」
Rさん「楽しいことってなんだ?」
息子「遊びたい」
Rさん「何をして遊びたいんだ?」
息子「楽しいこと」
Rさん「じゃあこれまでどんなことが楽しかったんだ?」
息子さんからすぐには答えは返ってこなかったそうです。
しかし2週間後に「大学でもやっぱりスポーツするよ、それが楽しかったって気づいたから。」
と言ってきてくれたそうです。
もしRさんだったら。。。と考えてしまいます。
想い・考えを押し付けず時間をあげることで結論を自分自身で出させました。
私はまさにこれがコーチングだと思うのです。
【可能性を信じ】背中を押し続け、迷ったら時には【時間を与え自分で答えを出させる】
そういった親子の対話の時間を取って、応援してあげてほしいと思います。