【中学生】 学年末テストは「できることから少しずつ」「きっかけづくり」「ポジティブな声掛け」を
3学期末に行われる学年末テストは、この1年で習ったことがどれだけ身に付いているかをチェックする“総決算”のような意味合いがあります。
しかし、「テストまでまだ時間があるし……」となかなか勉強に本腰が入らないお子さんもいるでしょう。そんなとき、どのようにお子さんに接したらよいか、パーソナルスタディ茗荷谷校・教室長の橋口風花トレーナーに聞きました。
橋口風花(はしぐち・ふうか)
パーソナルスタディ茗荷谷校・教室長。中学・高校・大学入試などあらゆる受験指導において、冷静かつ温かいアドバイスに定評のあるトレーナー。
目次
Toggle子どもに「エンジンをかけておく」よう促す
学年末テストは出題範囲がその学年で教わったこと全てとなり(中2の場合は、中1で学んだ内容を含むことも!)、副教科(音楽、美術、保健体育、技術家庭)のテストもあるため、試験範囲が広くなります。
だからこそ早め早めに準備することが大切、ということは保護者の方もお子さんもよく分かっておられるでしょう。ただ、範囲表が出ていないうちは、なかなかテスト勉強モードにならないもの。
ですので、まずはできることだけでよいので、少しずつ進めておきましょう。
例えば学校のワーク(問題集)。最近、学校で教わった範囲をお子さんはやり終えているでしょうか? 学年末テストの出題範囲が広いといっても、やはり2学期の期末テスト以降に教わった内容に重点が置かれます。ここを早めにつぶしておくと、本番直前で焦らずに済みます。
学年末テストに向けて本腰を入れて勉強するのは、テスト前の2~3週間で十分でしょう。しかし、エンジンをいきなりフルスロットルでかけることはできません。なので普段からエンジンを暖めておく、そんなイメージで勉強を少しずつ進めてもらえればと思います。エンジンを暖めておけば、いつでもアクセルをグッと踏むことができますからね。
勉強のきっかけづくりとポジティブな声掛けもポイント
中学1・2年生は高校入試まで時間があるので、「べつに今頑張らなくてもいいんじゃない?」と思っているお子さんも一定数います。そんなときは、勉強を始めるための「きっかけ」を一緒につくるといいと思います。
本当に小さなことで構いません。例えば、家庭学習の進め方についてお子さんと話すとき、「毎日決めた分、勉強できたらゲームをしてもいいことにしよう」のようなルールを決めるのもよいでしょう。お子さんが前向きに勉強に着手できる仕組みや環境を、親子で一緒につくれたら理想的です。
そして、お子さんが毎日決めた分の勉強をやり終えたら、必ず褒めてあげてください。「おーっ、いいね!!」「やったね、えらいじゃん!!」など、少し大げさなくらいがちょうどいいです。
「自分はやれる!!」と子どもの気持ちを一気に変えてしまう、ポジティブな声掛けにはそんな力があります。
子どもが親の言うことを聞かないとき「頼れる第三者」の力を借りる
しかし、親子だけではうまくいかないときがあります。それはお子さんが反抗期で、親の言うことをなかなか聞いてくれない場合です。
そんなとき重要になるのが、「頼れる第三者」の存在です。保護者に代わって子どもに勉強のきっかけづくりをしたり、ポジティブな声掛けをしてくれたりする人間ですね。私としては、そんな生徒・保護者のどちらにとっても「頼れる第三者」でありたいと思いながら、日々指導をしています。
パーソナルスタディでは、トレーナーと生徒が毎週「学習面談」を行います。面談の中で生徒から、「家だと勉強がなかなか手に付かない……」などの悩みを聞き、一緒に解決策を考えることもよくあります。
声掛けも頻繁に行うようにしています。生徒が教室にやって来たら、「調子どう?」などと話しかけ、なるべく様子を伺うようにしています。もちろん、学習計画の通りに勉強してきた生徒に対しては、「やったね、えらいじゃん!!」としっかり褒めています。
今度の学年末テストも、生徒たちが自分自身で満足の行く結果を取れるよう指導していきます!
【新年度入会キャンペーン】
パーソナルスタディの中学受験コースでは2024年2月1日(木)から、また、その他コースでは3月1日(金)から新年度の授業がスタートします!
現在「新年度入会キャンペーン」として、2024年1月1日(月)~3月31日(日)に入会手続きをされた方には、[入会金無料](※通常22,000円)の特典が適用となります。
お問い合わせ、お申し込みにつきましてはホームページまたはお電話(フリーダイヤル0120₋118₋221)にて受付中です。
【新年度受付キャンペーン特設ページ】
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