勉強のやる気を引き出す方法
やる気には波があって当たり前ですので「勉強しようと思うけどなかなかやる気が出ない」と思う時もあるのではないでしょうか。
今回は、そんな時に勉強のやる気を引き出す方法を解説します。
目次
Toggleその1.勉強する上で邪魔になる物を取り除く
勉強する上で邪魔になる物・誘惑になる物は排除しましょう。
行動科学では増やしたい行動・不足している行動を「不足行動」と呼びます(今回の場合は、勉強が不足行動です)。
また、不足行動には「ライバル行動」がありますが、この場合は勉強を阻害するゲームやSNSがそれにあたります。
勉強のやる気を邪魔している物を取り除く具体的な方法として、スマホを例に例えると
- アプリを利用して時間になるまで開けないようにする
- 勉強したい時は親に預ける
- 時間ロック式の箱に入れて物理的に開けないようにする
などが挙げられます。
その2.まずは机に向かってみる
勉強する上で邪魔な物を取り除いたら、まずは机に向かってみましょう。
「机に向かうだけ?」と思うかも知れませんが、実際にイスに座ってみると意外とやる事がないのに気付くはずです。
既にライバル行動となる物を排除しているので、簡単に言ってしまえば“勉強するしかない環境”を作り出せている訳です。
「勉強する」と思うと、気が向かない、やる気が起きない、出来ればやりたくない、と思ってしまいますが「まずは机に向かってみよう」とするだけで、勉強出来る可能性がグンとアップします。
その3.時間を区切る、もしくは目標を決めて勉強する
特に苦手な科目の場合、終わりが見えないまま勉強するのは辛いと感じる事が多いです。
頂上が見えない山を登り続ける、ゴールの位置が分からないマラソンを走り続けるのが辛いのと同じです。
そのため、勉強する際は○時まで、または△ページまで、のように時間や目標を決めてから取り組みましょう。
途中でやる気がなくなりそうになっても「あと10分だから頑張ろう」「あと5問だから頑張ろう」と、自分を鼓舞しやすくなる効果があります。
番外編:自分が何の為に勉強しているのかを考える
「自分が何の為に勉強しているのか」を考える事もやる気を引き出す上で大切です。
志望校に行きたい、テストで今よりも点数を取ってみんなから褒められたい、のように、どんな理由でも良いので
“自分が何の為に今勉強をしているのか”
“勉強を今頑張ればどのようなメリットがあるのか”
を考えると、目的が見えてきます。
目的・メリットが明確になると、不足している行動(勉強)を促せる効果があります。
やる気が起きない事は誰にでもありますので、自分は意志が強くない、怠け者だ、と落ち込む必要はありません。
自分の行動をコントロールする事で勉強のやる気も引き出せるので、ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。