国立大学を受けた皆さん、前期入試お疲れ様でした。

 

結果が発表されて、ほっとしている人もいることでしょう。

おめでとうございます。

 

今回の記事では、前期入試では残念ながら不合格となってしまった人への

最後の砦である後期入試について述べていきたいと思います。

 

 

東京大学では後期の入学試験は2015年に撤廃されましたが、

現在でもさまざまな国立大学が後期受験を設けています。

 

後期受験の特色は

大学ごとでなく学部ごとに異なる試験を実施することでしょう。

 

それも、学部ごとにかなり癖のある独特な問題が出題されます。

 

例えば物理学科であれば、高校では扱わない微分積分を用いた物理の計算問題が出ます。

(計算自体は大学範囲ではないため、名目上は数学との複合問題として出題されます)

 

こうした問題に対しては

前期試験に向けて勉強してきた内容と同じ方法で対応するのは難しいです。

 

 

このため、後期試験は自分で過去問を分析して

どのような対策が必要なのかを確認する作業が必須と言えるでしょう。

 

例えば上のような問題が出題されるのであれば、

過去問演習と物理の基本的な事項の確認のほかに前期で受けたような問題を

数学的なアプローチで解いてみるなどです。

 

後期受験は前期受験で落ちた人しか基本的には受けていないため、

同じ大学だと前期受験よりもかなり難易度が上がる場合がほとんどです。

 

そのため、前期で受けた大学よりも簡単だと思わずに

本気で対策に臨むことをお勧めします。

 

この時期に油断せず、対策しきった人が勝つと言っても過言ではありません。

 

 

前期の失敗の傷は癒え切っていないでしょうが、

引きずっていては時間が足りなくなってしまいます。

 

最後の最後まで腐らずに精一杯頑張りましょう。