成果に繋げるための勉強とは①【学習計画・ピンポイント行動編】
いよいよ2学期も終盤に差し掛かり、
あっという間に冬も近づいてきました。
この1年で学んだ勉強も一度見直しをして復習が必要となってくる時期。
お子さんの勉強は一年間を通していかがでしたでしょうか。
さて今回は、パーソナルスタディで力を入れている
成果を上げるための3つのステップに関してお話しさせていただきます。
勉強のやり方や効率に関してお悩みの方はぜひ参考にしていただけたらと思います。
□パーソナルスタディで力を入れている3つの要素
パーソナルスタディでは3つの要素に力を入れています。
①学習計画(ピンポイント行動)
②理解度の向上(個別指導)
③学力の定着(トレーニング)
そこで今回はこの中の①学習計画(ピンポイント行動)の重要性に関しまして、
お話しいたします。
□ちゃんと勉強時間を取っているはずなのに…
中学生や高校生のお子さんでよくお伺いしますのが、
「テスト期間は勉強時間を取っているのに成績が上がらない」
「普段から何を勉強したらよいのかわからない」
というお言葉です。
ある中学2年生のAさんも、
「暗記ものが苦手…」となかなか社会のテストの点数が上がらず悩んでいました。
そこでAさんがどんな勉強をしているのかを聞いていくと、
・教科書やノートを読んでいる
・テスト期間にノート作りをして復習をする
という学習内容になっていました。
これだけでは、やはりテストの点数には繋がりません。
しかし、悩んでいたAさんは誰に聞いても『社会は覚えるだけ』と言われ、
Aさんにとってはどう勉強を進めたらよいのかわからず、
これを繰り返すばかりで勉強時間を費やしていました。
では、Aさんはどうしていくべきなのでしょうか。
ここで、その子にあった勉強を見つけ出すということが
パーソナルスタディではピンポイント行動と呼んでいます。
話していく中でAさんにとって苦手なものは『暗記をすること』ではなく、
『問題形式が変わったときに単語を思いつけない』ということだったのです。
パーソナルスタディに来たAさんには、まず普段からの社会のピンポイント行動として、
・学校で習った授業内容を、家で復習用ノートにまとめる
という課題を出しました。
これでまず毎回学校で学んだ内容を定着できるようにしていきます。
そしてテスト期間には、
①一問一答形式の問題を解く
⇒単語・語句の意味を知る
②文章問題形式の問題を数パターン解く
⇒問題形式が変わっても答えられるようにする
という流れで進め、テスト直前には
③普段から自分でまとめていたノートを使って赤下敷きで隠して単語を書く
⇒普段からまとめておくことで、テスト期間での勉強内容の時間短縮
という一連の学習計画を立てて進めてもらいました。
すると、次のテストでなんと27点もアップ。
今では社会にも自信がついてきてくれたようです。
□学習計画を行動レベルまで落とし込みましょう!
よく学校などでテスト前に配布される学習計画表。
こういった勉強時間を配分したり予定を立てるということもとても重要です。
しかし、これを予定通りに出来ていてもその中の勉強内容(行動)が
「ただ教科書を読むだけ」「単語を練習するだけ」ではやはり結果はついてきません。
学習計画を立てた中で、その子に必要な勉強内容(行動)までに落とし込んでチェックする。
この一連の流れまでを勉強するからこそ身についていくのです。
次回は、『学力の定着(トレーニング)』についてをお話しさせていただきます。