新型コロナウィルスの影響で学校の休校、学習塾の自粛が続いています。

不要不急な外出を控えることを徹底して下さい。

 


 

■中高一貫校の6年間

 

 

中学受験という「管理型学習」から解放されたお子さんは「どんな心情」なのか想像してみて下さい。

 

一般的に小学4年生から6年生の3年間でひたすら勉強し、やっと入った中学で「これから大学受験に向けてまた勉強頑張るぞ!」と思うお子さんはごくわずかです。

 

はっきり言ってしまえば、中学受験に合格さえすれば大学受験までの6年間の「特急券」を買うようなもの。

 

さらに、徹底した管理学習から解放されたらどのような問題が起こりうるか解説していきます。

 


 

■晴れて新中学1年生

 

 

中学受験は、ごく一部を除き学習塾や家庭の徹底した管理学習をこなすことができるか、即ち、与えられた課題や計画をやりきれるかどうかです。

 

小学6年生だと毎日、塾の授業か自習室に通っている状態を1年間過ごします。

わずか12歳のお子さんがですよ。

 

これを紆余曲折あり、他の誘惑にも負けず、寝る間も惜しんで合格を勝ち取ることができれば保護者様ならご褒美の意味でも、

「少し休ませてあげたい・・・。」

 

お子さん自身も、

「やっと受験勉強も終わったので自分の時間も欲しい!」

と思うのが人間の摂理です。

 


 

■中学1年の夏までの成績は大丈夫です!

 

 

どんなことでも最初は新鮮なものです。

 

・新しい学校

・新たな友だち

・部活動

・英語科目が本格始動

など、前向きな気持ちで4月を迎えます。

 

最初の定期テストも5月から6月にかけて実施させるので、ゴールデンウィーク明けから試行錯誤に自分自身で計画を立て、テスト勉強をし、初めての定期テスト結果が出ます。

 

実は、最初の定期テストは「出来て当たり前」です。

平均点もどの科目も最初は80点ほどあります。英語なら90点以上の平均点があるはずです。

 

「あ、この勉強方法で大丈夫なんだ。」

 

と思いますよね。

思ってもいいですが定期テストの本番は「2学期から」です。最初の定期テストはウォーミングアップだと思って下さい。

 


 

■中学2年後半から中学3年終わりまで

 

 

中学2年生の後半からは、いわゆる「中だるみ」の時期が始まります。

 

中高一貫校の6年スパンでみると成績を「最も落としやすい時期」です。

 

様々な原因が挙げられますが一例としては、

 

☐部活動で中学3年生の先輩が引退し部活の練習時間が多くなる

☐数学・英語の2科目で重要単元で難易度が高い単元が多くなる

☐プライベートや勉強以外のことを優先しがちになる

☐来年が受験生という環境ではないので危機感が全くない

 

など複数の要因が重なり、結果的に「勉強の優先順位が下がる」ことが原因です。

 

特に、学習習慣が身に付いていないお子さんは致命的な成績ダウンをする時期でもあります。

 

例えば、

 

・内申が合計で5以上下がる

・点数が半減する

など大幅に落とす時期があるとしたら、まさにこのタイミングです。

 


 

次回は、中学3年生から高校3年生までの期間をお話します。

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【中高一貫校 成績が落ちやすい時期は?】中2~中3と高2の落とし穴② | パーソナルスタディ (p-study.com)