入試が変わるのに、『センター試験』ってこれから解いた方が良いの??
今年もセンター試験が終わりましたね。
このブログを読んでいる人にも受けた人はいるのではないでしょうか?
成績が良かった人はこのままの調子で行ってほしいです。
あまり振るわなかった人でも受ける大学や学部によっては十分挽回できるので先生に相談してみてください。
さて、今回話していきたいのはこの時期に高校2年生が行う「今年度のセンター試験を解く」ということは今年も行う必要があるのか?ということです。
従来であればこの時期にセンター試験を解くということはとても意義のあるものでした。
この時期までに数ⅡBの勉強が終わっていれば、英数国ではまだ未修の範囲はないはずですので今の自分の立ち位置を知ることができました。
また、実際に直前に行われた試験をやってみることで意識の向上を図るなどの効果も期待できます。
しかし、もうほとんどの皆さんはご存知かもしれませんがセンター試験は今年度で廃止となり思考力を問う新しい共通試験が導入されるとのことでした。
では、今年で廃止される試験の勉強はする必要がないのかということになりますが私はそうは思いません。
まず第一に来年の試験がセンター試験の問題を踏襲したものになる可能性が高いからです。
試験形式が大きく変更になるのであれば話は変わってくるのですが、
「従来のマーク式から記述式に変更にする」
「4技能試験を試験に盛り込む」
などの大きく受験生に関係のある改革に関してはどれも制度上の理由で先送りにされました。
最初の試験であることも相まってあまり大きくセンター試験から出題傾向や難易度は変化しないであろうと考えられます。
来年の受験のためにセンター試験の問題を演習する価値は十二分にあります。
もう一つの理由としてはセンター試験そのものがかなりの良問揃いであるという点が挙げられます。
多数の人間が受ける問題で個々の学力を正確に測るためには奇問難問の類を出すのではなく難易度が一定の問題の処理能力を問うのが基本的な指針となります。
センター試験の問題もその定石の通りに作られていて、きちんと演習することで基本的な内容の理解の助けとなる問題がほとんどです。
今年の問題を解いて間違えたところを復習するということは受験勉強全体にとっても有意義なものとなるでしょう。