最近小学生を教えていて気になることなのですが、

 

「こんなに難しい言葉よく知っているなぁ」

 

と感心してしまうくらい大人顔負けの語彙を持っている子が時たまいます。

しかし、反対に難しい言葉が出てくる国語の文章題で苦戦する子も多いです。両者の違いを考えると、差に当たるのがやはり小さい頃から読書をしてきたかどうか、活字に触れている時間がどれくらいあるかが大切です。

 


 

■語彙力が高い子の共通点は?

実際に塾生で四谷大塚の国語偏差値が60を超える子の共通点は3つありました。

 

毎日1冊以上の本を読む

家のリビングに辞典や辞書、図鑑が置いてある

新小学4年生までに毎日20分以上の読書時間がある

 

時間が大切というならば、今まで読書をしてこなかった子は語彙力にハンデを抱えることになるのかということが焦点になると思います。

たしかに多少の影響はありますが、意識して語彙を磨こうとして読書をすることによって得られる力はそうでない時より遥かに大きいので高学年からでも追い上げることは可能であると思います。

 


 

■今まで何もしてこなかったけど今からでも語彙力は上がるの?

では具体的にどのようなことをすれば語彙力向上に繋がるかということですが、私は「本を読んで知らない言葉を知ったら、それを日常生活で使ってみる」ことをお勧めしています。

本で読んだだけの受け身の学習だとあまり定着しないので、国語の記述や普段の会話でどんどん使っていきましょう。最初は使い方を間違えることも多く指摘されることもあるとは思いますが恥ずかしがらないことが重要です。

さまざまな本に触れ、語彙力を強化していって欲しいと思います。