iPadの「Apple pencil」を筆頭に、最近のタブレット端末は紙に書くのと遜色ないほど精密な描画をタッチペンを用いることで行えるようになりました。今回は、タッチペンを用いてタブレットでノートを取ることの良い点と気をつけたほうが良い点について述べていきたいと思います。

 

タッチペンのメリット、デメリット


まず第一に、タッチペンはある程度高額なものを選ばないと紙に書く書き心地と大幅にずれてしまう(タッチしたのに反応しない、別の場所が反応する)ことがあるので選ぶときは著名で人気のあるモデルを選ぶようにしましょう。それに伴い、小学校低学年の学習で導入するのはあまり好ましくないと思います。

良い点として、書いたものをそのまま転送したり、後から添削することが容易であることからオンラインで行う課題管理にはとても便利であることが挙げられます。オンライン上で配布した資料にも印刷せずとも直接書き込んで学習できる点などはとても便利です。

また、アプリを導入することによってさまざまな拡張機能を使うことができることも良い点と言えるでしょう。例えば、完全にランダムで出題される手書きの暗記カードはとても便利です。副次的な効果としてペンがタッチペン一本で済むので筆箱の中身が圧迫されないのも良い点です。

 

悪い点として、学校の対面授業や課題提出にノート、テキスト、プリントを使わないといけない状況がまだ多くあり、ノート学習とタブレット学習の併用が上手くいかない、勉強内容がダブルスタンダードになり効率が悪くなることが挙げられます。もちろん、自主勉としてタブレットとタッチペンを使用し、学校の勉強と目的を分けた学習や補完する勉強が出来れば効果的に学習できます。

 

まとめ


タブレット学習やオンライン授業など、教育のIT化は今後も進んでいきます。

「ノートとテキストを使うことが勉強!」と思い込んでいる人は要注意です。コロナ禍の影響でオンライン授業が当たり前の時代になった今、これが元に戻ることはないでしょう。オンライン授業にはパソコンやタブレット端末が必須です。実際に学校の現場においても生徒にタブレットとタッチペンを配布して提出物の管理や学習に用いているところもあります。

まずは在籍する学校側がタブレット導入しているかどうか等、ご自身の学校環境に合わせた学習から始めていきましょう。