【勉強方法】自学自習のススメ!~赤本や過去問の使い方!②~
いよいよ11月に入り、受験生の方にとっては、
ここから本腰を入れなきゃ!という季節になってきましたね。
この時期くらいから、大学受験、高校受験、中学受験も然り、
志望校も大枠は決まってきたのではないでしょうか。
そうなってくると用意するものは『赤本』や『入試過去問』。
これに関して、いつから買って、いつから勉強しだしたら良いのか、どう使っていいのか、
困りますよね。
今回は、この赤本や過去問の使い方に関してをお伝えします!!
使い方に迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
≪前回のブログはコチラから!!≫
□使い方④ 問題を試金石として一度解くべし!!
受験まで期間がまだ数か月あるので、まだ早いんじゃないか、
と思われることもあるかと思います。
ただ敢えてこの時期に、まず1年分の過去問を解きましょう。
ここで、過去問を解くに当たって4つのポイントがあります!!
そのポイントとは、
①必ず時間計測をして解く
②テスト形式で答えなど見ずに解き、カンなどで解いた問題は問題番号に✔を入れる
③受験科目はまず一通り解く
まず、『①必ず時間計測をして解く』。
この理由は、
・現時点で自分の問題を解くスピードを測る
・実戦形式に慣れる
という点からです。
現時点で受験科目を解いてみてどれくらい時間がかかるのか、計測をすることで
例えば、テスト時間に間に合わなければ速読の練習や計算のトレーニングが必要だと見えてきます。
解き終えた時間もノートなどに記入して残しておけると尚良いです。
次に『②テスト形式で答えなど見ずに、カンなどで解いた問題は問題番号に✔を入れる』。
過去問を解いていてやりがちなのが、
点数を取って安心することが目標となってしまい、選択問題をカンで解き、
○であれば見直しをせずに終わってしまうパターンです。
こういった1問1問が積み重なることもあるため、自分のなかで理解していない問題は把握できるようにしましょう。
最後に『③受験科目はまず一通り解く』。
3科目受験なら3科目、5科目受験なら5科目、というように
まず一通り解いてほしいです。
また受験に選択科目があり、科目に迷っている方は他の科目も解くようにしましょう。
文系で数学が苦手なので日本史にしようと思っていたけれど
意外と解いてみれば、基本的な問題が多くて数学の方が点数が取れた、というパターンもあります。
(現に私がそうでした笑)
□使い方⑤ フィードバックして戦略の立て直し!
最後に、11月・12月に具体的にどういった勉強をしていくのか、
この過去問から戦略の立て直しを図ります。
見直しの手順は、
①受験科目に対してどうだったか?
②目標点に対してどうだったか?
③時間計測でどうだったか?
④問題の理解度はどうだったか?
まず、①受験科目に対してどうだったか。
実際に過去問を受けてみて科目を絞れるのであれば絞ってしまいましょう。
時期的にも少ない科目集中で勉強したい時期でもあります。
次に②自分の立てた目標点に対してどうだったか。
目標点に対して科目別に比較します。
目標点より大きく不足したのならその科目に勉強時間を多めに割り振る、
大きく遡って復習の時間を取ってみる、など自分の中で方向性を決めましょう。
3つ目に③時間計測をしてどうだったか。
先述もしましたが、試験時間に余裕が取れなければ対策を練りましょう。
基本的に1科目当たり5~10分は見直しの時間が欲しいです。
「スピードを上げるために速読の練習を入れる」などの自身のトレーニング面での強化。
また、「長文読解は後に解いて小問を10分で先に終わらせる」などの試験での戦略も含めて考えてみましょう。
(私は大学受験の際、マークシートをすべて1問ずつズラして書いてしまい、
最後に気づいて焦って書き直した経験があります笑)
最後に、④問題の理解度はどうだったか。
問題を解き終えた後は、点数を見て終わり!ではなく、
必ず答え合わせと間違い直しをしましょう。
そして、解けなかった問題の単元を箇条書きにメモに残せるといいです。
ここから受験当日までの短期間。すべて復習している時間はもうないので、
過去問や模試を受けたら『自分の中で復習すべき点を見出す』ということをポイントに進めましょう。
□最後に…
この時期になってやはり”焦り”はあるかと思います。
焦りから無作為に勉強時間を取って、予備校に行って…ではなく、
短期間だからこそ、今の実力を見て振り返り、計画を練る時間を作ってみましょう!