過去問の使い方【大学受験】
年も明け、いよいよ受験勉強も大詰めを迎えました。受験生の皆さんも、最後の追い込みに入っている時期ではないでしょうか。そこで、今からでも気をつけたいポイントをまとめてみました。
■休校期間の単元は勉強すべきか?
新型コロナウイルスの影響で、多くの学校が4~6月頃に休校になったと思います。
そのため、当然、その期間に本来するべき単元を勉強出来ていない、もしくは、その分を補うべく短期間に凝縮して勉強したため、充分に理解が出来ていないなどの問題が生じます。
もちろん、その分を勉強するに越したことはないですが、(出題範囲は例年と変わらないため)実際のところ、そんな時間を取れないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめの方法は、教科ごとに力の入れ具合を変えることです。
例えば、数学や英語の場合は、積み立てが大切な教科ですので、遅れた分を取り戻すように勉強することが求められます。
しかし、理科や社会などは、単元ごとの関連が薄く、どこかが理解出来ていなかったからといって全体に影響を及ぼすことはまずありません。その様に、優先順位をつけて勉強することはこの時期にとても大切なことです。
■過去問で傾向をつかもう
未曾有の状況の中で、一番対策になるのが過去問です。過去問を何十年分か解いていくうちに、その学校の出題傾向や、どんな人材を求めているのかなどが分かるようになります。
名称は共通テストとなったものの、実情はセンター試験と内容は似ている可能性が高いです。そこため、センター試験の過去問を解くうちに自然と共通テストの内容も分かるようになります。
また、普段の勉強は沢山、量、質ともに充分なのにいざ過去問をすると点数が伸びない場合、そもそも受験に合わない勉強方法をしている可能性があります。
その場合は、とにかく過去問を解きまくり、その大学(またはテスト)の解法を頭に叩き込むこと、そして必要ならば塾で短期的に鍛え上げてもらうなどして、対策をすることが必要です。
■まとめ
そもそも、今年はセンター試験から共通テストに変更になり、皆も戸惑いながら受験に臨んでいます。
困っているのは自分だけではないのだという気持ちをもって、強い心で受験に向かってあと少し頑張ってください。