人が「継続したい」と思う行動には、必ず2つのカテゴリーに分けられます。

1つは「不足行動」、もうひとつは「過剰行動」です。

 

 

「不足行動」とは、

続けたい行動やこれから始めたい行動のこと。

普段の生活に、新たに何かを取り入れたい、というような場合は

「不足行動を増やす」というパターンです。

読書や習い事などがあてはまります。

 

 

「過剰行動」とは、

すでに日常的にやっていて、減らしたい(またはやめたい)行動のこと。

簡単にいえば、悪い習慣をやめさせるということです。

ゲームやマンガなどがあてはまりますね。

 

この2つの行動には明確な特徴があります。

それは、

“不足行動は増やしたいのに、なかなか増やせない”

“過剰行動は減らしたいのに、なかなか減らせない” とういうこと。

 

なぜ不足行動は続きにくいのでしょうか。

理由は2つ。

  • すぐに良い結果が得られない
  • 強力なライバルが存在する。

 

ピアノやバイオリンも地道に練習していれば上達しますが、

すぐに難曲が弾けるようになるわけではありません。

行動のあとに良い結果があれば続けやすいのですが、

すぐに良い結果が起こらないので続けにくいということです。

 

また、不足行動にはそれを邪魔するライバル行動があります。

お子さんが「勉強しなきゃ」と思いつつ、机の上のマンガ本に手を出してしまう。

この場合、“マンガを読む”がライバル行動になります。

 

このように、行動には過剰行動と不足行動があり、

不足行動は続きにくいという特性を理解をした上で、続けるための“環境づくり”

をしていくことが大切になります。

 

環境や条件と整えてあげるというのは、

不足行動をやりやすくしたり、ライバル行動を阻止する

ということなのです。