高校数学の勉強法‐テキスト選びと使いカタ!‐
・受験勉強の数学って何から始めたらよいの?
・数学の問題集ってどのレベルを勉強したら効果的?
・問題集ってどう使ったらよいの?
・数学の偏差値がなかなか上がらない…
今回は、パーソナルスタディの講師に高校数学の勉強法に関してお伺いしました。
どのように勉強することが効果的なのしょうか。
◇高3夏、理系なのに数学の偏差値が悪かった…
私が大学受験生だったときに行っていた数学の勉強法について今回は述べていきたいと思います。
私は理系だったにも関わらず数学の点数があまり芳しくなく、高校三年生の夏のはじめに受けた模試では他の科目よりも偏差値が10弱低いという有様でした。
しかし以下に述べる方法で夏休み中勉強していくと、9月の模試では主要三科目のうちで一番数学の偏差値が高くなっていました。
現在数学の成績が伸び悩んでいるという方は是非試してみてください。
◇まずはテキストのレベルから選びましょう
まず、一冊問題集を選びます。
数ⅠA・ⅡB・Ⅲの全単元の基礎的な内容が網羅的に載っている問題集が望ましいです。
私の場合は「チャート式」を選びましたが、そのほかにも旺文社の標準問題演習シリーズもおすすめです。
このとき気をつけてほしいのが、あまり難易度の高くない教科書レベルから多少逸脱するレベルの問題集を選ぶということです。
理由はあまりにも難しい問題を解いても、解いた問題の解き方を逐一覚えるだけの勉強になってしまい効率が悪いからです。
◇問題集の進め方は?
次に、その問題集をざっと一周します。
「チャート式」であればページの上部にある例題のみをやる、といったようにとにかく少ない労力で全範囲をさらうのがよいです。
そしてその中で間違えた問題については印をつけておきます。
「わからない問題」ではなく「間違えた問題」という部分が大切です。
たとえ勘違いや計算ミスによるものであってもためらうことなく印をつけていきます。
この一周するのにかける時間は、数学をそこまでに成績をあげたい、と思っている時点(夏休み終わり、大きな模試等)までの時間のちょうど半分くらいを目処に終わるようにするのがベストです。
もう察しがついているとは思いますが、残りの期間でこの問題集の間違えた問題のみをもう一回解きます。
あまりにも一周目でできなかった場合を除くとおおよそ半分以下の時間で終わるはずです。
これを、すべての印のついている問題が解き終わるまで続けるのです。
時間がかかるように思うかもしれませんが、ただがむしゃらにテストの前にその分野を復習するより効率的に成績を上げることができます。
興味がでた、やってみたいと思った人は是非試してみてください。
今回は数学で解説しましたが、この手法は化学や物理でもこの方法は応用可能です。頑張ってください。