【SAPIX対策Q&A】SAPIX3月組み分けテストの結果が返ってきたらすべきこと2つ
Q 先日、SAPIX 3月組分けテストを受けました。
いつもテストを受けてもそのままになってしまいます。テストの結果が出たあとに何をしたら良いでしょうか?
A
ご質問ありがとうございます。
新年度に先立ち、先日3月組分けテストが実施されましたね。
4月から良いスタートを切るためにも、少しでも上位クラスに食い込みたいところです。
テスト後によく聞くお悩みとして、「テストは受けっぱなしで見直しできない」といった言葉を耳にします。
テスト後に何をするか、その行動が後の成績を左右する分岐点となります。
テストが返ってきて、テストの点数や偏差値の数字で「上がった!」「下がった」などと
一喜一憂して終わってしまっては、次に生かすことはできません。
今回はテスト後にするべきことを2つご紹介します。
【ポイント1 見直しには十分すぎる程の時間を】
組分けテストは、これまでに演習してきた内容の総復習が軸となりますが、
その見直しには十分な時間を用意すること。
特に前学年に習った単元のうち、苦手と思われるところについては重点的に時間をかける ようにしましょう。
ポイントはテスト見直し=前学年の見直しになるということです。
SAPIXの通常授業はスピードが速くどんどん先に進んでいきます。
普段はそのペースについていくだけで大変です。
テスト直後のこのタイミングを逃さず、間違えた問題の単元を中心に復習時間を多めに確保しましょう。
【ポイント2 誤答傾向の把握】
今回のテストも含め、お子さんがこれまで受けてきたテストを見直してみると、
お子さんの誤答傾向が必ず見えてきます。
テストはその時点でのお子さんの学力や状況を知ることができるものです。
まだ過去に受けたテストから傾向をつかめていない保護者の方は今すぐ取り掛かりましょう。
例えば、
傾向には計算の順番間違えなどがよくあります。
204-13×9+52のような四則が混ざった問題で、確かな順番で計算を進められているかどうか、
あるいは6÷○=2の○を求める際に、すぐに6÷2の式が立てられるかどうか、など。
たかが計算とあなどることはできません。
こうした問題で間違える傾向があるときには、少しでも早く対処する必要が出てきます。
また、文章題で式の答えまでは正解できているのに、
解答に違う値を書いてしまうといった傾向が見られることもあります。
こういった本当は分かっているのにミスをしてしまったものも
傾向を掴んでおけば早めに手を打っておけます。
そのまま放っておいてしまうと、今後のカリキュラム習得にも支障をきたすことになります。
テストの結果を、点数や偏差値だけに注目するのではなく、
なぜ間違えたのかに主眼を置いて、テストが最良のテキストとなるように活用してください。
パーソナルスタディでは、テスト直しはもちろん、お子さまの誤答傾向の分析をパーソナルトレーナーが行います。
ご興味のある方は是非お問い合わせください。