中学受験への心得 模試の受け方・活用法
こんにちは、夏休みが終わり受験のゴールまでの日程が着々と近づいてきました。
この時期から受験生の皆さんは今までよりも大手予備校や塾の開催する模試に参加する頻度がかなり増えて行くと思います。
そこで、今後模試を受ける際にぜひ注力してほしいことについて今週は述べていきたいと思います。
まず第一に、月並みではありますが前日の夜はしっかり睡眠をとることが大切です。
模試で良い成績を取れるならそれに越したことはないのですが、あくまで自分の実力を図り今の学力を俯瞰するためのものが模試です。
範囲が実際の受験よりも狭められている模試では、前日にその範囲を復習しておきたいという気持ちにも大いに共感できます。
しかし、それよりもフラットな状態でどれだけ解けるかが後で本当に助けられるデータになってきます。
あまり無理をせずおおよそいつもよりも2時間程度は多く寝るように心がけましょう。
打って変わって受験し終わった後は、前日の分まで取り返す勢いで勉強をしましょう。
まずはじめに受けた模試を試験会場その場で自己採点をしましょう。模範解答が配られたらそのまま取り掛かるくらいが望ましいです。
理由は簡単で、皆さんは貴重な受験生の半日を費やして『問題演習』をしています。
問題を解いている中で、例えば「この知識が抜け落ちているからこの解法の方が使えないな、別の方法でやろう」などの問題を
初見で解いているが故のさまざまな発見をしているはずです。
このような問題を解いている途中の心の動きは、ただの知識に比べて時間に対して欠落する割合がかなり高いです。
が、この解いている最中の生の体験がとても今後の勉強方針を固める上で大切になってきます。
ですので、まず最初に自己採点をしてざっと試験全体の出来や所感をまとめることが大切です。
その後帰宅した後には、間違えた問題を見直しながら今後やるべき単元や勉強法を書き出して行ってほしいです。
試験を受け終わったタイミングは、自分はこのような部分の実力が足りていないなと自省しやすいです。
ここで、今後の勉強の指針を作り上げるのはとても有意義です。
これから受験までは時間がないとは言えど、この時期の模試で見つけた穴は十分に塞ぐことができます。
ぜひここに書かれていることを実践して模試をより活用してみてください。