勉強、趣味、運動など、あらゆる分野において、上達するにはかならず努力が必要です。

ただし、がむしゃらに頑張るだけでは結果はついてきません。

正しい努力の方法、すなわち「うまくなる」技術を最初に身に着けることが、結果的に上達への近道となります。

全三回でブログにて「うまくなる技術」を具体的に紹介していきます。

 

「うまくなる」技術は、どんな分野にも応用がきく「行動科学」に基づいています。

今回は行動科学の特徴を、以下の五つの軸からご紹介します。

 

❏再現性


「このように練習すれば、誰もが、どんな分野でもうまくなれる」という方法です。

性格や個人の資質に左右されず、一律で結果が出るような仕組みになっています。

 

❏見える化


 

うまくなるためには、その分野に精通した「うまい人」のやり方を真似するのがいちばんです。

その行動原理を細かく分析し、自分の方法に反映させることで、より効率良く上達することができます。

 

❏「型」


「うまくなる」技術は、あらゆる物事に共通の「型」です。

勉強だけではなく、たとえば趣味の登山、カラオケ、筋トレ、運動など、継続が重要な習慣のすべてにおいて活用できます。

一度身に付ければ、生涯使える「技術」です。

 

❏踏切台


「うまくなる」技術を活用すると、成長スピードと成長角度が格段にアップします。

より遠く、より高く飛躍するための、跳び箱の踏切台のようなものです。

たとえば目標を設定するときも、行動科学が活用できます。

行動科学ではMORS の法則として、

 ■測定できる(Measurable)

 ■観察できる(Observable)

 ■信頼できる(Reliable)

 ■明確化されている(Specific)

と定義しています。

このように、具体的かつ明瞭な行動の積み重ねによって、結果を出すことをめざします。

 

❏楽しく導く


目標を決めて頑張ろう、と思い立つときのモチベーションとは、いったいなんでしょうか。

それは、「目標を達成したあとの自分の姿」を想像することではないでしょうか。

より楽しく、より豊かに人生を生きる。

そのための目標であり、努力です。

「はじめられない」「つづけられない」という人も、「うまくなる」技術を身に着けて、

楽しく努力をしていきましょう。

 

次回からは具体的な「うまくなる」技術についてご紹介します!

(参考『図解 うまくなる技術』石田淳,まる出版,2017)