【お母さん必見!】傾聴を用いた、お子さんとのかかわり方に関して
子どものやる気を出したい、
でも反発するからカッとなってしまって…
このようなことないでしょうか。
本日は、カウンセラーもしている
パーソナルスタディ講師にお子さんとの接し方に関してお伺いしました。
◇ありのまま受け止めながら聴くこと
今回は、お子さんのやる気を引き出すための、
お子さんとの関わり方に関してのお話を書かせていただきます♪
「傾聴」という言葉、皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
耳を「傾けて」聴くという言葉である「傾聴」。
なんとなく聞いたことがあるよ、という方の中で、ただ相手の話をじっと聴く、
ひたすら親身になって聴く、このようなイメージをお持ちの方が少なくないと思います。
もちろんそれも、間違いではありません。
私が考える、傾聴に一番大切なことは「お相手のお話を(自分の主観や勘ぐりなどを入れずに)、ありのまま受け止めながら聴くこと」です。
◇自己肯定感(じここうていかん)が課題への解決の一歩
相手の話していることを、否定や、指示や、忠告などすることなく、聞いていく。
人間は、自分の価値観や経験から、相手の話に対して良い悪いなどの判断を無意識のうちにしてしまいがちです。
一度、自身の主観を隅っこに置いて、相手の話を、相手が感じたことを、まっさらな気持ちで受け止めてみましょう。
同調ではなく、共感をするようにしましょう。(同調には、主観が入ります。)
話している側は、自分のことが受け入れられた、と感じると、とても嬉しくなり、更に話したい、と思うようになります。
そして、他者に自己開示をしていく中で、
「自分はこんな風に感じてたんだ」
「自分は受け入れられてるんだ」などと、
自身に対する「気づき」を覚えたり、自己肯定感が芽生え、課題の解決へ踏み出すきっかけが生まれたりするのです。
◇傾聴によって、感情のフォローを
では、お子さんに対してのコミュケーションとして傾聴はどのように使われるのでしょうか。
例をあげてみたいと思います。
「ねーねー聞いて、昨日読んだ漫画、すっごい面白かったんだ〜!」
「そうなの、昨日読んだ漫画が面白かったんだね。どんな内容だったの?」
「うん、そうなんだ!こんな内容だったんだよね〜・・」
「そっかぁ~!そんな内容なんだね、そんなところが面白かったんだね!」
「そうなんだ!でね、あのね・・」
漫画を読む=勉強をしない
という考えがある方や、漫画の内容がご自身にとってはお子さんに読ませたく無い内容だった、というような場合、
つい「漫画もいいけど、勉強はやったの?」「そんな漫画読んじゃいけません!」などと、頭ごなしに言ってしまうケースが多々あります。
まずは、お子さんが感じた「漫画が楽しかったんだ」という想いを受け止めてあげて、そこに共感してあげるようにしましょう。
漫画を読んだ、という「事柄」ではなくお子さんの言葉から感じ取れる「感情」を読み取ることに集中しましょう。
「でも、そんなこと言っても、勉強しないのはやっぱり困るし、、」このように考えるお母さんもいらっしゃると思います。
しかし、しっかりと感情に寄り添い、傾聴の態度でお子さんに接していれば、お子さんに「自己肯定感」が芽生えます。
自己肯定感とは、「ありのままの自分を認めることができる気持ち」のこと。
この感覚があると、人は自ら行動しようと思ったり、やる気が出てきたりします。
人が成長していくためには、この自己肯定感を持っていることが非常に重要なのです。
頭ごなしに否定や指示を続けると、自己肯定感がなくなり、
ますます勉強に向かうことができない、という事態になってしまいます。
まずは、ご自身の主観をぐっとこらえて、お子さんのお話を、特に、「どう感じているのか」という感情の部分にしっかり寄り添いながら、
聴いてみるということがとても大切です。
ご家庭でも少しずつでも、実践していただくことをお勧めします。