SAPIX小学部では、

・3月9日(月)~3月13日(金)までの授業についても、全て休講。

・3月8日(日)の新1年生~新4年生対象 3月度入室・組分けテストも中止。

・塾生には授業の「映像配信」を行い、それも見て学びデイリーサピックスなどで復習を行うこと。

 

ホームページなどで発表されました。

 


 

 

中学受験を控えた保護者様なら、

☐この休みの期間で何を学習すればよいのか分からない

☐急な休講は理解できるがちゃんとしたサポート体制はないのか

☐映像を家では集中してみてくれない

☐仕事も休めないので勉強する環境や場所がなかなか確保できない

など、ご心配なことばかりではないでしょうか。

 

パーソナルスタディのSAPIX塾生様からも同じような、ご相談を頂いております。

 


 

➀映像授業のメリット、デメリット

 

まずは映像授業のメリット、デメリットをご説明します。

 

 

【メリット】

・繰り返し何度も同じ授業がみれる

・好きな時間、好きな場所で受講できる

・見たい部分のみ反復してみれる

・映像が好きな子は楽しみながら集中して

 

【デメリット】

・ネット環境、タブレットなど準備が必要

・集中力がない子は集中してみることができない

・他ごとをしながらでもみれるので記憶に定着しにくい

・ライブ配信、双方通信でないと質問ができない

 


 

②映像授業の問題点

 

前提として、「子どもが家でみる」ことを想定すると、学年やお子さんの性格、家庭環境に大きく影響されます。

 

例えば、

【ケース(1)】

・両親共働き

 →管理者(先生、親、その他の大人)がいないので、子どもが一人で自己管理しながら映像をみないといけない

 

【ケース(2)】

・下に小さな兄弟さんがいる

 →集中できる環境を作りにくいので、落ち着いて集中して見れる場所や時間帯が作りにくい

 

2つのケースを挙げましたが、みなさんどうでしょうか?

実は、このケースは実際にご相談を頂いた声でもありますが、現状は各家庭状況が全く違うので、もっと多種多様なケースが存在しています。

 

仮にこの2週間で、

・偏差値60から10%ダウンして偏差値54

・偏差値60から10%アップして偏差値66

この2名の差は、偏差値「12」。

 

偏差値を下げてしまった子からすれば、

中学受験においてこの2-3週間という短期間で想定外の差をつけられてしまうと、今後の学習計画に計り知れないダメージを負ったことを意味します。

 

もちろん、現状キープできる子も多くいると思いますが、想定外のケースなので何が起こるか誰も想像できません。

 

 

「crisis」を超えた危機です。まさに「emergency」緊急事態です。

 

それを取り戻す「時間」「量」を追加して学習するという行動を迫られます。

そんな時間や余裕なんてありませんよね?

 

なので、1日でも早く効率よく、「映像+自宅学習」をしないといけません!!

 


 

次回は、「【SAPIX休講】映像+自宅学習の問題点・解決策②」で解決策について配信します!