学習計画ツール「STUDY NOTE」を活用し、基礎学習を強化
「現役で大学合格を目指すなら、10月は基礎学習を固めていく時期になる」とパーソナルスタディ白山下校・教室長の宮﨑拓未トレーナーは言います。
そのため、この時期は特に学習計画を綿密に組むようにしているそうです。
詳しく話を聞きました。
宮﨑拓未(みやざき・たくみ)
パーソナルスタディ白山下校・教室長。中学・高校・大学入試問わず、受験指導に定評のあるトレーナー。「主体的に、全力で何かに打ち込める生徒を育てる」ことがモットー。
「基礎固め」の10月
来春に大学入試を控えている受験生は、11月までには志望校を固め、過去問に取り組むことになります。そこから逆算すると10月中、遅くとも11月第2週の終わりまでには、各科目の基礎学習を終えておく必要があります。
基礎レベルの問題ができなければ応用問題は解けません。この時期までに基礎固めができたかどうかが、大学入試の合否に大きく関わってきます。
そのため、特にこの時期は勉強に遅れが出ることのないよう、「何を」「いつまでに」やるかという学習計画を綿密に立てる必要があるのです。
学習計画を週&日単位に落とし込むツール
そうはいっても、なかなか自分では計画を立てるのが苦手、という生徒もいます。
そこで当塾では塾生全員に配布している「STUDY NOTE」(下の画像)というノートを活用し、まずは志望校合格を見据えた年~月単位の長期計画を策定。さらに毎週の面談で週ごと、日ごとの学習計画を組み、「STUDY NOTE」の週別ページに記入していきながら、今やるべきことを明確にしていっています。
何を勉強するべきか、どれくらいの量をやるべきかは、一人ひとり異なります。パーソナルトレーナーが塾生の状況――志望校、学力、学校行事、部活動などを鑑みつつ、塾生と相談しながら勉強内容や学習量を一緒に決めていきます。
時には「〇時~〇時」というように学習時間まで決めるケースもあります。塾生の中には「なかなか家で勉強する時間がない……」という子もいますから。そのときは、どのような生活サイクルを送っているかをヒアリングし、「じゃあ、この時間帯にできるんじゃない?」と提案していきます。
このように「何を」「いつまでに」やるかを明確にすること、何より、本人が納得する形で計画に落とし込むことの効果は絶大です。自分で決めたという実感があるので、ほとんどの塾生は計画通りに家庭学習をやってくるようになります。
パーソナルスタディでは常時、このように学習計画を立てていますが、特に10月、基礎学習を固めなければならないこの時期において、毎日継続的に勉強する必要がある受験生には絶大な効果があります。
今年の受験生たちにも一人ひとり思いを込めて日々の計画を組み、現役合格に導いていきます。