【中学受験】春は勉強との向き合い方を考える良い時期
東京では暖かくなったと思ったら寒い日
そしてまた暖かい日が訪れる、三寒四温の時期を迎えています。
長い受験生生活を続けるためには、
「モチベーション」は大事な要素の一つです。
本日はもう一つ大事な要素である【スタンス】の話をします。
【スタンス】とは、
簡単に言ってしまえば【勉強との向き合い方】です。
別に言い方をすれば
勉強するにあたって『当たり前』になっていること、
と表現しても良いかもしれません。
いくつか例を挙げると、
「問題を間違えた時に直しを行う。」
「直しは必ず赤で行い、問題にチェックをつける」
「『できる』ということがどういうことか分かっている」
などです。
成績が良い子、伸びていく子というのにはある一定の共通した【スタンス】があります。
パーソナルトレーナーとして、こういったことがすでに『当たり前』になっているお子さんは【スタンス】が良いと感じます。
逆に、共通した【スタンス】からずれていってしまっている子に出会うことも多いです。
そんな時には「スタンスからを変えていかないと難しい」と感じます。
【スタンス】がブレていると、
「勉強時間は取っているのに成績は上がらない」
「何をしたらよいかわからない」
という状態になりがちだからです。
大人にとってこの【スタンス】
というのは言ってみれば当たり前のことが多いのです。
同じ間違えをしないように自分がどうしてきたのか、そういった経験というのがあるからです。
ですがまだ小学生のお子様たちにとってそれは『当たり前』ではないのです。
そしてこの【スタンス】というのは周囲の大人達によって形成されている。
それが中学受験生をサポートする上での難しさのひとつです。
誰しもが経験あるかもしれません。
学生であった時にテストの点数があまりよくなかった。
何となくばつが悪く両親に黙っていた。
そしてそれが見つかり、両親に怒られた。
そこで思い出してほしいのは『なぜ』怒られたのかです。
点数が悪かったことが多いと思います。
私にもそういう記憶はございます。
こういった経験をして子供にもそのように接していませんか。
周囲の大人の【スタンス】がそういったものだと
子供も影響され似たようなになっていってしまいます。
「間違えること」を極端にこわがるお子さんは、
とりあえず「書いてみる/描いてみる」ということが
なかなかできません。
「間違えたら」次正解するためにこうしていこう
『失敗は成功の母』です。
間違いから正しい形・望ましい姿へ導いてあげてください。
新学年が始まる「春」は、
【スタンス】を見直すのに最適な時期です。
是非、今、ご家庭ではどんなことが「当たり前」になっているか、
少しだけ立ち止まって考えてみていただけると幸いです。