学習能率を上げるノートの使い方 【英文法編】
今回は、英語の文法問題を解くお勧めの学習方法をお伝えしたいと思います。
■英語が得意な人、苦手な人
中学生から始まった英語という教科、得意だよ!という人ももちろんいるでしょうが、苦手意識を持っている人も多いと思います。
Benesse教育総合研究所の統計によると中学生において、
☐「得意・やや得意」→約40%
☐「苦手・やや苦手」→約60%
と苦手と感じている中学生の方が多い結果です。
そうした人の多くが抱えている問題点として、
☑単語力
☑英文法
の知識が足りないというものがあります。
英語は触れた時間がそのまま成果に直結する科目ではあるのですが、それでもやはり限られた時間で英語力を身につけたいという思いはあると思います。
英文法の問題を解く際、皆さんはノートになにを書いているでしょうか?
「空欄にあてはまる単語を書きなさい」のような問題では、ノートに答えだけを書いている人がほとんどだと思います。しかし、せっかくノートに問題を解いているのですからそれでは少し勿体無いのです。
■英文ノート写し
強くお勧めしたいのが、「問題の英文をそのまま一文ノートに写す」ことです。
先に「限られた時間で力をつけたい」と言ったにもかかわらずこのような手間のかかるものをお薦めするにはちゃんとした理由があります。
それは英文には、
☑「この動詞には主にこの前置詞を後につける」
☑「似たような意味だがこの場面ではこの単語を使う」
など、経験則で説明することが最も効率的な要素がいくつもあります。
ただ問題を解くだけではその問題の部分しか注目しないので、その英文中にある他のエッセンスに気が付かずにそのままその問題を終わらせてしまいます。
英文をしっかり書くことによって咀嚼し、英文に触れる密度を高めることにより、結果として単位時間あたりの勉強効率は高まっているといえます。
また、そのように英文を書いておき、間違えたところに赤で単語の意味や文法の要素をメモしておけば、後からノートだけをみて復習することができます。
別のノートにまとめて単語帳を作るより遥かに効率的です。
今、英語が伸び悩んでいると感じている人は是非一度試してもらいたい勉強法になります。皆さんの英語の成績に少しでも貢献できたら嬉しいです。