続けさせたい行動(=不足行動)を増やすためのコツとして、

“ハードルを下げる”ということが挙げられます。

 

“ハードルを下げる”とは、

その行動をする上で発生し得る“障害”を取り除き、

行動がすんなりと実行できる環境を作ることです。

 

たとえば、

「ダイエットのために毎日ジョギングを行う」という行動を続けたい場合。

ジョギングを行う際は、2階のクローゼットに置いてあるウェアに着替える必要があります。

 

始めてみると「2階にあがって、押入れをあけてクローゼットからウェアを出して1階に戻って着替える」

というプロセスが面倒に感じたり・・・。

 

このように行動の実践を面倒にしている障害は結構あります。

、余分な行動がひとつ増えるたびに、継続率が落ちていきます。

それを改善していきましょう。

 

今回の場合は、

「ウェアの置き場をリビングに移動して、いつでも着替えられるようにしておく」など。

 

他にも、

「計算ドリルを毎日やらせたいけどいつも行方不明に。探すだけで5分は無駄になってしまう」

というお子さまの行動を妨げる障害がある場合、

「リビングのカウンターに専用コーナーをつくり、筆記用具とセットにして置いておく」など。

 

このように “パッと“ 行動が始められる環境をつくることが大切です。

ここがポイントになります。

 

行動を増やすための様々な工夫をすることが「環境を整える」ということなのです。

 

お子さまの「続けてほしい行動(=不足行動)」が簡単に始められるように、

是非、一度環境をチェックしていてください。