【学習の仕方】自学自習のススメ!~東大に合格、記録ノート~
今回はパーソナルスタディの現役東大生講師に、
受験生のときの勉強法についてお話を伺いました。
塾・予備校以外での勉強をどうやって勉強したのか、また受験に対してどうモチベーション維持をしたのか。
■学習がうまく続けられない…
「学習がうまく続けられない…」
「勉強計画がうまく立たない。」
などといった悩みは受験を控える中高生誰しもが抱える悩みの一つですね。
僕もすぐに集中力が切れてしまったり、期末中間や模試の前しか勉強ができずに学習内容が身につかなかったりすることがよくありました。
そんな僕が浪人時代に毎日学習を続けて、見事大学受験に成功できた秘訣を紹介したいと思います。
浪人生という自覚ももちろん要因ではあったのですが…
(当時使っていたものを持ってきていただきました)
■勉強した結果を記録すればいいじゃないか!
答えは簡単で計画が立てられないのならば、勉強した結果を記録すればいいじゃないかということです。
長期休みの前によく先生に配られましたよね?あれです(笑)
僕はただのA4ノートを使っていました。
写真を参考にしてもらえればわかりますが、
ノートの片側を八つ折にして一番左の列に科目や教材、残りの七列に日付をつけてちょうど一週間分にしていました。
このようにして自分が行った勉強を記録します。
何もやらない日があったら空白になってしまうのでノートを埋めることをモチベーションに勉強していました。
逆に一日10分でも勉強すれば記録として残るので、それが達成感につながることもあると思います。
■自分の勉強を客観的に振り返れる!
ただその日の勉強内容を記録するだけのこのノートですが、勉強が続けやすくなる以外のメリットもあります。
それは、自分の勉強を客観的に振り返れるということです。
何も意識しないで勉強していると、どうしても自分が好きな科目に偏ってしまい、
いつまでも苦手科目が伸びないことがよくあります。
また逆に、克服しようと苦手科目ばかりを勉強して、得意教科を伸ばせなかったりすることもあります。
記録ノートで客観的に振り返れば、自分が行っていない科目がわかるので、次の日や週の勉強に生かすことができます。
□もう一つの活用法~毎日模試の結果を意識して、学習を進める~
さて、この学習記録ノートの更なる活用法について紹介したいと思います。
A4ノートでは学校で配られる記録用紙と違って、学習の記録だけだと当然スペースが余りますよね?
そのスペースを有効に活用することで、自らの学習を管理することができます。
例えば、僕の場合は模試の結果と反省、その週の勉強の方針、次の日に行う学習内容のメモなどを書いていました。
模試の結果って、点数表を見てそのままにしがちですよね?
このノートは毎日目にするものなので、
毎日模試の結果を意識して、学習を進めることができます。
模試で点数を取れなかったところは最大の弱点、苦手ポイントですから、苦手克服に役立つことでしょう。
また冒頭でも触れましたが、一年、一週間単位での学習の予定、計画を立てて実行することはとても難しいですよね?
ですが、次の日に行う学習内容をメモして、それを翌日行うことくらいはできるはずです!
今日できなかった問題や覚えきれなかった学習事項は翌日までに片づけてしまった方がよいです。
■自分の勉強の方針を決める!!
そして最後になりますが、この記録ノートに勉強の方針などを書くとさらに良いかもしれません。
例えば僕は、数学であれば「とにかく計算してみる」だとか、「図を描く」などということ、
英語であれば「毎日音読する」などということを書いていました。
大したことじゃなくても各教科について書くことで、学習方法も変わってくると思います。
こうしようと思うだけではなく、それを書いて残すことで行動につながります。
僕が最初にこのノートを書き始めたときは、ただ単に毎日学習を続けることだけが目的でした。
しかし、上であげたような様々なメリットを見出すことができました。
すべてやれとは言いませんが、自分なりに学習記録ノートを最大限活用して、学習に取り組んでみましょう。
※パーソナルスタディは文京区白山にある大学受験・高校受験・中学受験の専門塾です。
個別指導の講師の他に、生徒一人ひとりに専属のパーソナルトレーナーがつき学習計画の策定や学習の習慣化トレーニングを行います。
解き方の理解だけでなく、1人で実践できるようスキルとして定着するまで徹底的に指導を行います。
「目の前の子をどうやったら救えるか」を常に考えています。
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中高生を対象とした教室です。中高一貫校生であれば大学受験に焦点をあて、公立中高生であれば大学受験、高校受験それぞれに適した学習カリキュラムで進めていきます。
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