受験勉強をしていく上で、暗記は避けては通れません。

 

「暗記が嫌いだから理系に行ったんだ!」

という理系の人達からの声が聞こえてきそうですが、

理系であろうとも化学では細かい知識を覚えることを求められますし、

物理や数学でよく出る問題を

瞬時に解けるようにするのも暗記と呼べるでしょう。

 

もちろん、文系の人については言うまでもありません。

 

理系の人よりも遥かに高いレベルの暗記力を求められます。

共通して受験しなくてはならない英語が

単語の暗記を要求してくる時点で

暗記は避けられないと考えるべきでしょう。

 

そして勉強を進めていく中で、

「これだけがどうしても覚えられない…」

という経験をしたことはありませんか?

 

今回はそうした場合に

比較的簡単に覚えられる方法を考察していきたいと思います。

 

人間の記憶には

「意味記憶」

「エピソード記憶」

 

という二種類の記憶がある。

そう最近の脳科学では言われています。

 

「意味記憶」は、一般的な知識・情報についての記憶です

 

勉強して入る記憶はそのほとんどがこちら側でしょう。

 

「エピソード記憶」は、

何かを見聞きしたときに思い出される体験・ストーリーの記憶のことを指します。

 

例えば、

スポーツの大会前によく聞いていた曲を聴くと

その当時の緊張感を思い出す、なんてことがありますよね。

そうしたストーリーと結びつく記憶が、「エピソード記憶」です。

 

エピソード記憶?意味記憶? 記憶の種類を学んでみる【エピソード記憶化テクニック付き】

AkiさんのLearnTern(ラン・タン)というブログでの記事で

非常にわかりやすく解説されていますので、

ご興味がわいた方はぜひ読んでみてください!

 

 

さて、この2種類の記憶。

実は、定着の度合いに差があるとされています。

 

意味記憶よりも、

エピソード記憶の方が定着しやすいのです

 

普通に勉強しているだけでは

意味記憶の方で記憶され定着が遅いです。

 

ではどうすれば良いのか。

 

だいたい前置きで予想できるとは思いますが、

エピソード記憶に直してしまうのが効果的です。

 

つまり、

覚えるべき知識に

ストーリーをつけてしまえばよいのです!

 

 

多くの人が覚えにくいとしている有機化合物の反応だったら、

学校の実験の授業に精力的に参加してみるのがかなり有効です。

 

「この実験の時、太郎君と同じ班で、花子さんがこんなミスをしていた

な」

といった記憶はそう忘れるものではありません。

 

東大に合格したとある高校生は、

世界史の授業で先生の言うことを

その場で復唱していたそうです!

はてはちょっとしたジョークまでも暗記していたのだとか。

(先生としてはやりづらかったそうですが…)

 

体験やストーリーと結びつける暗記法は非常に有効なようですね。

 

 

また、

いつもと違う環境で勉強してみるのも良いでしょう。

違う音楽を流してみたり、

いつもと違う場所で勉強してみたり。

 

そうすることで、

その情景を思い出して記憶が定着するかもしれません。

 

いかがでしょうか。

今回紹介した2種類の記憶、

そしてエピソード記憶を使った暗記の方法。

 

使いこなすのに練習こそ必要ですが、

とても有効な暗記術の一つと言えます!

 

一つの要素に一つの目新しいことを対応させるのがポイントです。

 

是非実践してみてください!