お子さんの成績をどうやって上げたらよいか分からない、普段の勉強はできるのに模試になると途端にできなくなってしまうなどの問題で悩んでいませんか?これらの問題は、「間違えパターン」を知ることで解決します。今回は、「間違えパターン」の気がつき方について、解説してゆきます。

 


 

■間違えパターンとは

 

 

 間違えパターンとは、「その人が間違える問題の傾向」のことです。例えば、A君が、数学の問題でよく間違えてしまうとします。特に、因数分解と図形の証明、文章題でいつも間違えてしまいます。この3つの問題、一見関係がなさそうに見えますが、実は全ての問題で掛け算を間違えていて、それぞれの単元の内容を理解できていない訳ではないのです。

しかし、見直しをしないと、それぞれの単元が苦手なのだと考えて、間違った勉強法をしてしまう可能性があります。ここで見直しをしていれば、全ての問題で複雑な掛け算の方法を間違っているため、正しい答えを導き出せないと分かり、掛け算の勉強をし直すことが大切だと認識することができます。

 


 

■子供の伸びしろの見つけ方

 子供の伸びしろ(すなわち、得点源)も、先ほどの「間違えパターン」を知ることで、発見することができます。そのためには、模試(種類問わず)を見直してみて、2回以上同じ間違えをしている箇所があったら、その部分をノートにまとめてみましょう。

また、間違えパターンを子供に解かせてみる前に、前回はどこを間違えたのか、どのような部分に気をつけて解けばよいのかを、声に出して言わせたり、書き出したりすることで、より効果的に勉強でき、子供の中に自分の「間違えパターン」を印象づけることができます。

 


 

■まとめ

 

 「間違えパターン」を知ることは、受験勉強のみならず、日々の生活の中でも、自分の悪い部分を見つめ直し、よい方向に変えることかできる力に結びつきます。

そのため、親子で「間違えパターン」について気がつけるよう、上記に紹介した方法以外にも、家庭でできることを少しずつ試してみたら良いのではないでしょうか。