中学校に入り、あまり成績が安定しない、と悩んでいる人の答案を見てみると、国語では漢字や語彙の問題で失点していることが多いです。ではそこで漢字を練習したとしても思うように点数が取れない、と言うことがあります。これは小学生時代の漢字練習の薄さが影響していると考えられます。

理由としては、小学生時代の漢字はかなり広範囲の分量の常用漢字をカバーしていると言うこと、新しい漢字だったとしても今までの漢字の組み合わせでできている漢字が多いためという二つが考えられます。

 

 

漢字ドリルの意味は?


小学生時代、漢字ドリルが宿題として毎日課せられていたと思います。同じ漢字をたくさん書かされることに抵抗があった人も多いかと思いますが、漢字の力の基礎がその練習によって身についていると考えられます。

特に5、6年生で習う漢字は大人でもきちんと全て書ける人は多くはないのではないでしょうか。

今あまり漢字が得意でないという中学生の皆さんは一度漢字だけがまとまっている練習帳を見てみることをお勧めします。

確かに小学校時代やった漢字を一から練習し直すのは難しいですが、ある程度分量がある漢字練習帳をこなすと基礎的な漢字の作りがある程度理解できると思います。

 

 

『正しい習方法』と『続け方』が重要


どのように漢字量を増やしていく、語彙力に繋げていくかというと漢字練習は『正しい練習方法』『続け方』次第です。

正しい漢字の練習方法とは、

 ✖:ドリル1ページの漢字を縦に逆N字型の順に練習する

  ↓

 〇:ドリル1ページの漢字を横に1セットとしてΣ(シグマ)順に練習

 

続け方とは、

 ✖:毎日決まった量、時間を継続して漢字練習していく

  ↓

 〇:上記+定期的に小テストを作り自己採点していく

手間暇かけるのではなく、定着させることを目的に『ちょっとした工夫』『仕組み(ルール)』を入れて練習していくことで効率的に早く身に付けることが出来ます。ぜひまずは試してみて下さい。