高校生の進路選択で最も重要なものは理文選択と言っても過言ではないでしょう。高校によっては3年生では理系文系で違うクラスに配属されることもあるので、少なくとも2年生の間にはどちらにするか決めておかなくてはいけません。

もちろん、どちらかの科目に非常に興味があるという人にとっては選択の余地がないものではあるとは思いますが、実際にはどちらにも特別な興味を抱かないという人が大半であると思います。

今回は、実際に理系を選択した人、文系を選択した人に大学生活にインタビューをしたことを述べていきたいと思いますので、自分の学部選択の参考にしてみてください。

また、理系文系と一口に述べていますが、学部ごとにもかなり色があると思いますので注意してください。なるべく共通の内容になるようにまとめていきます。

 

理系


まず理系について、理系は4年生で研究室に配属され研究を始める都合上1年生から基礎を固めるために必修科目をたくさん受けることを求められます。そのため、自分のやりたいことを好きなように勉強する、というよりは学校によって決められたカリキュラムをなぞっていく形になることが多いようです。

たしかに自由度は低いようには思えますが、逆に自分で授業内容を調べて時間割を作成する際に考えることがあまり多くないという点は明確な長所となり得ます。

 

文系


次に文系について、理系と違い逆に必修科目というものはあまりシビアではなく、かなりの量の授業を自由に取ることができます。

好きな授業(あまり推奨されませんが俗に”楽“と呼ばれる授業)だけをとって卒業することも難しくありませんが、大学に入って体系的な学習をして社会で役に立つ知識を得たい場合にはある程度自分から必要な授業を調べたり、自分で勉強したりと言った自主性を求められる場面は理系に比べて多いかもしれません。

余談ですが筆者は理系でしたので、4年生になった時の実験や秋からの卒業論文作成で研究室にこもりきりで、ほぼ泊まり込みの状態が数ヶ月続きました。その時に文系の友人をみて羨ましく思ったことを覚えています。

 

医学部


当塾の講師の中に現役大学生も在籍してますが、実は最も多いのが医学部生です。全国の大学で『医学部』となると国公立私立問わずに偏差値65以上が求められます。

では、いつから医師として医学部を目指したかアンケート集計した結果、多かったのが「小学5-6年生」「中学1-2年生」の時だったと、割と早い時期から目指していたことが分かりました。

実際に医学部へ進学すると「勉強が忙しくて遊ぶ暇もないのでは?」「バイトする時間はあるの?」など、忙しそうで大変なイメージがあると思います。実際の声を聞いてみると授業は必修しかなく本当に気が抜けない生活を送っているようですが、バイトする時間はあるようです。実際に当塾で働いてますし・・。

 

また、医学部生が一番忙しいと思う学年は、

1番目は「2年生」で授業数も1限から6限が続き解剖など実習も多く、出ないと単位がもれえない授業も多くなり、そこにテストも1年生に比べると難しくなり再試でも落としてしまい留年する人も最も多くなる学年です。

2番目は「4年生」です。CBT共用試験を授業も受けながら今まで学習した全範囲のテストを受けるので授業か試験勉強をしている時間が多くなり時間が足りない忙しさを感じます。

 

まとめ


単位取得の難易度、教授の単位評価方法など大学や学部によって全く違います。あくまで大学生になる以上、自身に責任を持ち自らの意志で行動し、実のある知識や技術、体験を得て社会人を目指して下さい。

まだ『勉強の内容によっては決められない!』という人はこういった意見も参考にしながら、じっくり考えていって下さい。