中学生になって英語をほぼ初めて勉強する上で

大きくつまづくと思われるタイミングはいくつかあります。

 

一つは、単語が覚えられない。

一つは、文法が覚えられない。

一つは、長文読解に手が出ない。

 

この3つのつまづきは、かなりの時間を割かなければ克服することは難しいです。

 

しかし、今年は新型ウイルスによる全国的な休校によって自学の時間が多くなっています。

 

去年までの英語学習で上の3つのつまづきに心当たりがある人

ぜひこの休みの期間中に今から述べることを意識して勉強していってほしいと思います。

 

 


まず最初に「単語が覚えられない」というところから述べていきたいと思います。

 

人間はもとより、意味のない記号の羅列というものは頭に入りにくいです。

 

特に、英語学習の最初期のスペリングのような自分の持っている英単語のプールが狭い状態ですと

一見なんの意味もないように思える記号の配列は暗記するのに大変な労力を要します。

 

その上、苦労して覚えたとしてもあまり記憶には定着せず、引き出すのにも時間がかかります。

 

これを回避するのにはどうすればいいのか。

 

それには、より多くの単語を知っていれば、単語と単語の関連性や類似性から記憶に定着しやすくなります。

 

堂々巡りのように思われるかもしれませんが

単語をすんなり覚えるためのポイントは、知っている単語を多くすることなのです。

 

覚えられない単語が出てきた!と思った場合には

ひとまずその単語を小さいノートにメモしておいて見返す癖をつけておきましょう。

 

知っている単語が増えれば増えるほど、その覚えづらい単語に紐づいている

他の知識も増えていくため、最終的には暗記しづらかったことも意識しなくなると思います。

 

 


 

次に「文法が覚えられない」についてです。

 

これは英語が日本語と文の構造、ひいてはどのような情報を重要視しているかが

英語と日本語で大きく違うことが根本にあります。

 

日本語が付属語を用いて表しているニュアンスを英語では語順を用いて表しているのです。

このような考え方の違い、というものは文法に色濃く出ています。

 

なぜそのようにしてこの内容を表すのか?という一歩メタ的な視点から文法を見てみると

頭に残りやすいだろうと考えられます。

 

中学生用の文法書だとあまり突っ込んだ内容が書かれていないので

この機会に高校生向けの参考書も覗いてみると新しい発見があるかもしれません。

 

確かに内容は難しくなりますが

一足飛びになっていないので、丁寧に読めば理解できなくないと思います。

 

 


最後に「長文読解に手がつかない」についてです。

 

これに関しては、英語学習で普段使っている文章の内容にあまり興味が湧かないうちに

英語の文章を読むということ自体に忌避感が出ている可能性が考えられます。

 

時間は十分にあると思いますので、自分が興味のある内容の英語のページを

インターネットで閲覧してみるという勉強法を挙げてみようと思います。

 

自分の好きな分野の記事をwikipediaを使って英語で読んでみるのがおすすめです。

辞書も好きなだけ引いて読んでみましょう。

 

世の中の情報は英語で書かれているものが圧倒的に多いです。

英語を使って記事を読んでいくと知らない情報にも巡り合えることと思います。

 

 

そして、これを機会に英語を読むこと自体に慣れていってほしいとも思います。