❏ 総合型・学校推薦型が志願者増、一般選抜は減少か


学習指導要領の改訂で「生きる力」を求める教育から、今後も大学入試では推薦入試枠を増加する傾向が続くことが予測されています。

総合型選抜の志願者が増えるでしょう。

国公立大学でも、一般選抜の枠を狭めて総合型選抜を増やす動きがでています。

昨年はコロナの影響で学校推薦型や総合型を受験しづらい状況でした。高3の1学期は休校で授業がない期間が長く、インターハイや甲子園をはじめ多くの大会が中止になった。アピールできる活動がない上に、選抜方法も面接がなかったり、あってもそれまでやったことのないオンライン面接だったので、去年の志願者は少なかったのです。

今年は去年よりは活動ができているため、総合型、学校推薦型のどちらも志願者は増えるとみています。

一方で志願者が減少すると見られるのが一般選抜です。大学の志願者数が減少し、総合型選抜、学校推薦型選抜で合格する人が増えるからです。

引用:Yahooニュース 高校生新聞「2022年度大学入試予測 総合型・学校推薦型の志願者が増加 難関校も定員拡大」

 

 

❏『推薦入試が前提』、それが駄目なら『一般入試』で挑む


ひと昔前の大学入試なら、『一般入試が前提、推薦もらえれば推薦入試で決める』ではないでしょうか。

今ではこの考えは捨てた方がよいです。推薦入試も考えていくよりも『推薦入試』ありきで大学受験は進めていくべきです。

なので日々の学校生活や定期試験、提出物など校内の成績に力を入れていく必要があります。

進学校であればあるほど一般入試を重要視した人が周りに多く、定期試験の勉強にあまり重点を置いていない人が多いです。

そうした人たちに流されずに実技教科まで点数を取らなくてはならないのはかなり難しいことを要求されています。

推薦入試枠は全国の大学で年々増加傾向です。

東大もここ数年で推薦入試を募集しています(もっとも、東大の推薦入試はほかの大学の推薦入試とは一線を画すものではありますが)。たとえ高校の初めの頃に推薦入試を受験するつもりがなくとも、併願する際に候補としておくためにも定期試験には手を抜かないことをお勧めします。

 

また推薦入試に注力するのであれば夏や冬の長期休みに行われる理科系や文化系のコンクールに応募するのはとても有効な方法です。募集がなされているのを見つけたら積極的に取り組むようにしましょう。