令和7年度から、現在の大学入試共通テストから大きく変革が行われます。

引用:(朝日新聞EduA) – Yahoo!ニュース

高校で始まる新科目「情報1」 “丸投げDX”しないためにも必要な基礎知識に

特に社会科系の科目については大きく区分が見直される他、新たに今までは大学受験の科目としては使われてこなかった「情報」という科目が追加されることが検討されています。

現在でもインターネット上にサンプル問題が掲載されていました。

今回は出題傾向と、令和7年度以降に大学受験を控えているお子さんがどのような対策を取ればアドバンテージを取れるのかについて述べていきたいと思います。

 

 

「情報」ってなにが出るの?


まず、出題傾向についてです。大きく分けて情報関連の基礎知識と、プログラミング言語についての出題に分けられます。

情報関連の基礎知識についてですが、一口に情報関連と言っても出題は多岐にわたっていました。

以前の数学でも行われていたデータの分析に関しての出題もありましたし、

IPアドレスのようなインターネットの根幹を支える部分の知識に対しての出題も見受けられました。

画像処理の技術についての出題も少ないですがあり、デジタル分野への幅広い知識が要求されている印象です。

 

プログラミング部分に関してですが、実際にプログラムのコードを選択肢から選ばせる問題が中心でした。

内容としては繰り返し処理や配列まで要求されるため、基礎的なプログラムを自分で構築できるレベルでないと正答することは難しいでしょう。

それを踏まえて、今何ができるのかを述べていきたいと思います。

 

 

「情報」科目の勉強法とは


前半に述べた情報分野の諸問題に関しては、他の社会科や理科などの暗記系科目の勉強法をそのまま流用できます。

ただし、それらの教科に比べて教材などの層が薄い可能性があるので、受験期になって追い上げるというより普段の定期テストなどでコツコツ勉強していくことがおすすめです。

プログラミング部分についてですが、座学のみで勉強するのはあまり効率の良い勉強法とは言えないと思います。

実際に書いてみるとわかるのですが、書いたプログラムが思い通りに動くことの方が稀です。

こうした小さな失敗を繰り返しそれを頭に蓄積することによって上達していくものなので、実際にパソコンに向かってある程度実技をこなした方が効率は高いと思います。

構築には苦労するとは思いますが、自分でプログラミングをできる環境を整えて、出題されたプログラムを実際に動かしてみることを強くお勧めします。