行動科学において、お子さまの行動を強化する一番の承認方法は以前の記事にも書きましたが、

“子どもを褒める”ことです。

そして、褒める行動は必ず「望ましい行動」に限定してください。

そこを間違えていまうと、いつまで経っても「望ましい行動」が身につかない可能性があります。

子どもをいい気分にしようと何でもかんでも褒めるのは返って逆効果です。

 

例えば、漢字の書き取りを例にあげます。

読み取れないような乱暴な字で書いているにも関わらず「よくできたね!」と褒めていたら

“字を書きなぐる”という行動が習慣化してしまいます。

 

その場合は、望ましい漢字の書き取り練習が何かの定義をしっかり教えてあげることが先決です。

 

『望ましい行動をしているかをきちんとチェックしたうえで、それができていれば褒める』

これが大事なポイントです。

さらに言えば、◯◯が△△だから素晴らしいね」など、褒めるときは具体的に褒めるのが理想的です。

 

このようにより具体的に褒めた上で、さらに正しい行動に修正していければ上達度はどんどん上がっていきます。