理系数学の考え方について
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数学を勉強していく中で、皆さんはまず教科書を読んで基礎的な内容を身につけた後、
教科書傍用問題集や市販の網羅的問題集で典型的な問題の解き方を身につけていくというやり方が一般的であると思います。
ただ、そこから入試レベルの問題が解けるようになるまでにはある程度開きがあります。
入試レベルの数学の問題はある特定の単元の典型的な問題というわけではなく、いろいろな分野の問題を総合させた問題であることが多いです。
その中でも単純な『確率』の問題のように見えて『数列』が噛んでいたり、
『積分』計算の問題のように見えて『図形』の問題の性質がかなり強いと言ったようなことが特に多い。
これらに関してはたしかに一部分は問題集に収録されてはいますが、
こうした応用的な問題の解き方をいちいち覚えていくのは穴が増え続けるモグラ叩きをするようなものであまり現実的ではありません。
❏ 解き方ではなく発想の方法を理解する
ではどうするべきかということですが、上の問題集を練習しているとき、解き方でなく発想の方法を理解しましょう。
自分で初見の問題を見た時に考え始めるとっかかりを増やすということが必要です。
まず基礎ができていることは最低条件ですが、
余裕があれば今まで行ってきた分野の融合問題を解いてみると、どれほど自分の力になっているかが分かると思います。
文部科学省で提唱するSTEAM教育を含め、深い学びを得るには『数学的な知見』が必要なのです。
令和の学生たちはSTEAMの各分野が複雑に関係する現代社会に生きる市民、
新たな価値を創造し社会の創り手となる人材として必要な資質・能力の育成に向け、
各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習をしていきましょう。
パーソナルスタディ編集部
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