高校生の理科では、中学生までと違い物理化学生物地学の4科目から自分の得意な教科を文系でしたら1つ、理系でしたら2つ選んで勉強することになります。

それぞれの教科は同じ理科といえどかなり性質に違いがあります。

自分で興味の持てるものがあればそれでも良いのですが、受験のために使うとなるとある程度適性を見て選ぶ必要もあります。

今回は選ぶ基準について述べていきたいと思います。

 

 

❏ 物理


まず物理ですが、他の教科に比べ理論が難解な部分がありますが暗記するべき事項が他3つに比べて明らかに少ないです。

きちんとエッセンスを理解することができればかなり高効率に得点を取ることができる科目ですので、少し勉強してみて適正を見て選択するかどうかを決めてみてほしいです。

 

 

❏ 生物


続いて生物ですが、これは打って変わって暗記の量が社会科目に匹敵するほど多いことが特徴です。

反面、暗記で点数が取りやすい側面がありますので、コツコツ暗記科目を勉強できる人におすすめです。

 

 

❏ 化学


化学は上二つの折衷のような性質があると考えられます。

理論化学分野は物理的な要素が(余談ですが、実際にこの分野の化学は物理と密接な関係があります)、無機化学や有機化学は暗記という側面でも単元的な近さでも生物的な要素を持っていると言えるでしょう。

そのため、化学を選択する学生はとても多いです。

 

 

❏ 地学


地学はあまり選択する人が多くなく、受験地学は研究が十分になされていない印象があります。

しかし、ライバルが少なく敷居の高さの割に難易度が低い問題が出た時に他の受験生よりもアドバンテージが稼ぎやすい科目であると言えるでしょう。

 

自分の性質とうまく照らし合わせてどの科目を選択するか考えてみてください。