「減らしたい行動(過剰行動)」はどうしたら減らせるのでしょうか。

 

過剰行動の特徴として、行動のすぐあとに“よい結果”が得られるという点があります。

「食べたら、おいしい」

「読んだら、面白い」

というようにです。

 

残念ながら、この“よい結果”をコントロールするのは難しいです。

 

例えばゲーム。

これらはプロが手掛けたキャラクターやストーリーなどが散りばめられているので、

面白くないわけがなんです。

そのため、こういった過剰行動には『ルールを決める』ことで対処していきましょう。

 

“ゲームは1日1時間“

それを守った時は必ず「すごい!」というように褒めてあげてください。

 

それを繰り返すことで、“ゲームをする”という「減らしたい行動」が

“1時間だけでゲームを終える”というどんどん「増やしたい不足行動」に変わります。

行動科学では、「続けたい行動」=「不足行動」

と呼んでいます。

 

ゲームによって得られる面白さは変えられませんが、

ゲームを時間通りに終えることで得られる報酬(褒められる)は与えることが出来ますよね。

そうすることで「ゲームは1時間まで」という行動をお子さまが繰り返す可能性は高まっていきます。

 

「いつまでゲームしてるの」「いい加減に辞めなさい」と怒鳴り続けるよりも

「ちゃんと時間を守れて偉いね」と笑顔でお子さんを褒めるほうが、

保護者の方にとってもお子さんにとっても幸せですよね。

このように「減らしたい行動(過剰行動)」も仕掛け次第で

不足行動と捉えて強化してあげることができます。

 

パーソナルスタディでは、こういったお子さまとの関わり方も個別で相談を受けています。

ご興味のある方は是非お問い合わせください。