東大や早稲田、慶應など名だたる大学に対しては、大手予備校からさまざまな問題予想がなされています。そのアウトプットは様々な方法で行われています。

各大学専用模試が一番有名でしょうし、対策講座などでも受験生に伝えられます。

しかし、そのようなある種クローズドな場以外でも各予備校の入試予想問題をみられるものがあります。

それが予想問題集です。各教科ごとにおよそ3〜6年分程度の予想問題がセットになっています。基本的なターゲットは過去問をやってしまったが本番レベルの演習を積みたい直前期の受験生に対しての演習書なのですが、過去問と同様この入試想定問題集も夏休み終盤からの応用力育成にかなり有意義です。理由を説明していきます。

 

 

入試想定問題集(予想問題集)とは?


入試想定問題集は、実際に出題された問題ではなくあくまで予備校の予想の問題です。

過去問は「ある年だけ傾向がとても違う」ということが起こり得るのですが、予備校は的中させることを目的としているため奇をてらった問題を出題することが多いです。

そのため、ある種「過去問よりも過去問らしい」問題が多いのです。

また、過去問の解説は出題者と解説の筆者は違うため(当たり前ですが)細かい齟齬が起きる可能性がありますが、入試想定問題に関しては出題者がそのまま解説を書くことが多いためその点で混乱を招きにくく学習する上では最適な教材です。

夏休み後半、志望校の受験に向けて何が足りないのか、どのような傾向の問題が出るのか気になった方は是非手をつけてみてはいかがでしょうか。