新学年が始まるにあたって、「来年の予習」「昨年の復習」どちらを大切にするべきかという質問がよくあります。

 


これに関しては私は圧倒的に後者と答えるようにしています。

 

「今年やったもの」を復習した方が「去年やったもの」を復習するよりもより効率的に記憶に定着する、理系科目であれば昨年の内容は既知として扱われるので今までの内容をわかっていない状態で予習をしてもあまり意味がないというのが理由です。

 


ではどのように復習をするのが効率的なのでしょうか。

 

去年一年勉強していた問題集があればその間違えた問題をやり直せば良いのですが、いろいろな問題集を跨ってやっていたり、全分野をカバーする問題集を持っていなかったりする場合はあまり効率が良くありません。

こうした場合には、(特に数学や理科、英語の文法分野は)冬〜春にかけて一冊、今年度の内容をカバーした薄めの問題集を一冊購入してそれを演習するというのがおすすめです。教材が違うと今までのものとは別の切り口で問題が書かれていることがありますので真にその単元を理解する助けになると思います。

 

英語・古典などは今まで読んだ長文をすらすらと読めるかどうかを確認するのが効果的です。もし「この文の意味がわからない」などありましたら調べ直したり近くの先生に聞いたりしてみましょう。