正しい叱り方の4つのポイント
叱る=相手の行動を止めたい、あるいは改善させたいときに、それを相手に気づかせる行為です。
普段、お子さんを叱るときに、「ちゃんとしなさい」「しっかりやりなさい」などの言葉は使っていませんか?
でも、これではお子さんは怒られているのは分かりますが、どうして良いか分かりません。
正しい叱り方には4つのポイントがあります。
①具体的な「行動」を叱る
褒める時と同様、叱るときも具体的な「行動」に焦点をあててください。
例えば、お子さんの挨拶ひとつを叱るときも、
「きちんとあいさつしなきゃ」
「あのやり方じゃダメ」というのは具体的ではありません。
お子さんにとってはちゃんと挨拶したつもりなのに、これではどこが良くなかったのか伝わりませんよね。
『声が小さかったよ』など、どの部分が良くなかったのか明確に伝えましょう。
②叱ったあとは“望ましい行動”を指示
「叱る」の多くは相手の行動をストップさせます。
でもそれだけでは不充分です。「ではどうすれば良いのか」という部分まで伝えるようにしましょう。
良くない行動を止めたら、次はかわりにしてほしい“望ましい行動”を教えてあげましょう。
大切なのは、子どもが「次にどうすればいいのか」がはっきり分かるようにすることです。
③ほめる:叱るは4:1
教育の世界では「4:1の法則」というものが経験的にあります。
4つほめて、1つ叱るくらいの配分が良いのです。
逆を言えば、1回叱ったら4回ほめてください。
④誰かと比較しない
「◯◯ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの」
ついつい言ってしまいがちなセリフですよね。
誰かと比較されるとお子さんは必ず傷つきます。
本来、比較すべきはお子さんの「過去」と「未来」です。
以上の4つのポイントを押さえて正しい“叱り方“を身につけ、お子さんを導いていきましょう。
パーソナルスタディでは、トレーナーのコーチングでお子さんを目標の状態まで導きます。
ご興味のある方は是非ご相談ください。