定期テストが終わり、そろそろ冬休みという中高生が多いと思います。

今回は定期テストの復習について話していきたいと思います。

 


 

■定期テストの復習は必要?

 

まず、そもそもなぜ定期テストの復習をするべきなのかということなのですが、これは「定期テストの問題はその分野においては受験で使えるほどレベルが高い」と考えているからです。

定期テストは範囲が絞られている以上、問題のレベルは受験本番で解くレベルと近いレベルにまで上がっている場合があります。

これを完璧に解けるようにすることを繰り返すことで受験にも十分に使える学力を身につけることができます。

 

数学・英語の2科目は系統学習なので前の単元で学習したことを十分に身につけていないと次の単元の理解まであやふやになります。よって、復習は最も重要と言える学習法でしょう。

 


 

■テスト後に復習する目的

 

定期テスト後の具体的な流れや目的を理解し、テスト後の復習を進めて下さい。

 

テスト後に復習する目的は、ベストとして「同じ問題が出たら必ず解けるようにすること」です。

つまり「全く同じテストをした時に100点が取れる状態、理解度にしておくこと」。

 

さすがにそれを毎回の定期テストで完遂するには時間が限られる場合もあるので、ベターは「80点以上が取れる状態」を目指して下さい。

同じ問題である以上、8割以上の正答率は必須です。

 


 

■テスト後の具体的な復習方法

 

まずテストで解けなかった問題は、原則として「学校のワーク」や「問題集」に戻ってその単元を学習することが最も効果的で覚えやすいです。

 

また、テストで間違えた問題をもう一度解けるようにすることも大切なのですが、それだけでなく問題集に戻ることによって、「自分の勉強法でどのような場所が不十分だったのかを探す」というメリットがあります。

今後の定期テスト対策にもなりますし、受験勉強の際の指針にもなります。

 


 

■定期テスト後の暗記専用ノート

 

社会・理科の暗記単元であれば解けなかった問題に必要だった知識を「暗記専用ノート」にまとめておくのが良いでしょう。集積しておくと受験生になったときに役に立ちます。

 

よくあることで、「テスト直しノート」を宿題にする学校が多くありますね。問題をはったり、ノートに直しをして解き直したり、要点やポイントを書いておくなど。

もちろん、テストの時解き直しで理解度を深めるにはよいかもしれませんが、テスト直しノートを埋めていくことが目的になり、直しをやり終わった後は二度とそのページを開けない人もいて、単に作業としてやっただけ、テスト直しをしたことで満足して終わる人も多いかと思います。

 

「暗記専用ノート」は目的をシンプルに明確にしているので、必ず反復して見直したり、暗記するための小テストを作る問題集にもなるので受験まで活躍するノートになるはずです。