大学受験の傾向<文系編>【2020年版】
今回は、文系の大学受験の傾向について解説していきます。
国立大学志望と私立大学志望の方では
力をいれるべき内容が異なりますので、それぞれ順番に説明していきます。
目次
Toggle<国立大学志望>
まず、国立大学に向くのは、全科目まんべんなく得点が取れる人です。
特定の教科がずば抜けて出来る必要はありませんが、
何か1科目でも苦手教科があると致命傷になります。
その理由は、国立は共通テストで全科目受験する必要があるから。
文系だから理系の科目は勉強しなくていいなんて思っていたら、
それは大きな間違いです。
ほとんどの国立大学の文系学部では、
共通テストでの数学1Aと理科基礎の受験が必須になっています。
また、上位の国立大学を目指す場合や、経済・商学部を目指す場合は、
数学2Bも必要になることがあります。
中には、東京都立大学(旧:首都大学東京)の法学部法学科のように、
3科目で受験可能な珍しい大学もありますが、
私立の人も受験するため、倍率はとても高くなる傾向にあります。
(参照:東京都立大学|一般選抜の概要について)
普段から全教科まんべんなく基礎を固め、
苦手を潰すような勉強をしましょう。
ちなみに、数学が苦手な文系志望の方には黄チャートがおすすめです。
基礎から丁寧に解説されているため、教科書でつまずいてしまった方も必見です。
<私立大学志望>
文系の私立大学志望の学生にとって一番大切なのは、英語です。
英語を制する者が受験を制すると言っても過言ではありません。
その理由は、傾斜配点にあります。
GMARCH以上に大学の多くは、
文系学部の入試に英語の傾斜配点を適用しています。
傾斜配点というのは、
例えば【国語:100点 英語:150点 選択科目:100点】のように、
特定の一つの科目の点数だけ配点が高くなること(傾斜)で、
ほとんどの場合英語に多く配点されます。
英語の勉強方法は、
まず自分に合う単語帳で単語を覚えること、
それと平行して定期的に長文読解を行い、
英語への違和感をなくすことが大切です。
また、地歴公民は、
細かいところ(教科書の注釈など)から出題される場合も往々にしてあるため
教科書まるまる暗記するくらいの気概で勉強することをおすすめします。
まとめ
文系大学の計画の立て方をまとめてみました。
皆さんもこの記事を参考に、自分に合った勉強法を見つけてみてください。